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2019年5月25日土曜日

『御旅所・オタビショ』って? │ 京都を楽しく歩く豆知識

『御旅所・オタビショ』って?なんだ


京都の街を歩いていると『〇〇神社御旅所・オタビショ🏮』って書いてある”鳥居”のある場所見かけますよね?
実は、日本中にあるんですけどね。あまり目にしません。
”おばちゃりだー”は京都に来てはじめて知りました。
だって、京都で『御旅所・オタビショ🏮』って目につくんです。

神社が多いですからね。

例えば、こんな所に

『伏見稲荷神社』『御旅所🏮はいくつかありますが、よく目にする所では『東寺』近くの京都駅から歩いて5分位の所、八坂神社『御旅所🏮は四条寺町の”祇園祭”の時期に「無言参り」が行われているところ
『北野天満宮』『御旅所🏮』の一つ西大路通から妙心寺道を西に入った御輿岡町(みこしがおかちょう)等々・・・

京都の町をきょろきょろしていると、色々な神社の『御旅所🏮』、結構見かけるんです。大きな神社などは1箇所ではなく複数個所の『御旅所🏮』を持つところもあります。


で、『御旅所・オタビショ』って?

Wikipediaによると
御旅所(おたびしょ)とは、神社祭礼神幸祭)において神(一般には神体を乗せた神輿)が巡行の途中で休憩または宿泊する場所、或いは神幸の目的地をさす。巡行の道中に複数箇所設けられることもある。御旅所に神輿が着くと御旅所祭が執り行われる。
御旅所には神社や祭神にまつわる場所や氏子地域にとって重要な場所が選ばれている。元宮、摂末社や配偶神を祀る神社などのような社殿があるもののほか、元の鎮座地などに臨時の祭殿を設けたり、氏子の代表(頭人)の家に迎える場合などがある。
”おばチャリダー”的解釈では、

「神様の別荘⛺」でしょうか。


『御旅所🏮を持つ神社のお祭りで、
『神幸祭・シンコウサイ』は神様が神輿にのって別荘へ行かれること。
『還幸祭・カンコウサイ』は神様が別荘から神社に戻られること。って感じ。
ま、あくまで”おばちゃりだー”の理解ですのであしからず・・・


そして、気になってきた方もそろそろいらっしゃいますよね、
素朴な疑問が・・・ふつふつと・・・

『神幸祭・シンコウサイ』から『還幸祭・カンコウサイ』まで、日にちがありますよね、
では、

神様が『御旅所🏮』へ行っている間『本社(神社)』は空っぽなのか❗


お詣りは『御旅所』に行くべきなのかと・・・

ご安心下さい!
お神輿にのられるのは神様の『分霊』なのです。
なのでお祭りの間のお詣りは『本社』でも『御旅所』でも良いのです

あ~よかった
これで安心してお参りできますね。

京都に来たら『御旅所🏮』見つけてみて下さいね。

結構あちらこちらにありますよ~💖

2019年4月10日水曜日

明星山 三室戸寺・みむろとじ|つつじの名所でも別名は『あじさい寺』 

「西国三十三所第十番札所」
山間に忽然と現れる花の寺『明星山 三室戸寺』



📗 三室戸寺とはこんなお寺

宇治の『平等院』『宇治神神社』等々と合わせてお詣りする方も多いですね。
かくいう”おばちゃりだー”も『平等院』『宇治神神社』とお参りし、その後徒歩で『三室戸寺』へお詣りしたことがあります。その日は歩いた~って感じでしたが、歩けますよ!
結構歩いている人もおられますので、迷子にはなりませんでしたよ。
一日ゆったり宇治観光💖がおすすめです。




別名を「あじさい寺」とも「つつじ寺」とも言われる『三室戸寺』ですが、山間にある境内には、1万株”紫陽花”はもとより、2万株”つつじ”千株”石楠花・しゃくなげ”、初夏には約100種250鉢”蓮”が花を開き、花の季節に境内を歩くと、花に埋もれる事ができます。



秋は秋で、江戸初期の観光案内書「京羽二重」「三室戸の紅楓」は”宇治十二景の一つ”として紹介されていたほどです。
また、「西国三十三所第十番札所」「神仏霊場巡拝の道第百二十四番(京都四十四番)」でもありますよ。

📗 室戸寺のみどころ

人の流れに沿って行き、橋を渡ると『三室戸寺』の受付があり、その先は美しい寺地が広がります。

「つつじ、シャクナゲ園」と「あじさい園」「蓮園」

受付から山門まで続く坂道の右手には、つつじ、シャクナゲ園とあじさい園が沿うように広がります。庭園にひとたび入れば花の中に埋もれ、この世とは思えないほどの美しさです。
「花の茶屋」4月14日~7月中旬くらい迄OPENしています。

「あじさい園」は有料ですが、遠くても有料でも行く価値のある場所だと思います。ハートの紫陽花💜もさがして下さいね。

インスタ映え間違いなし!です!


池泉回遊式庭園と石庭

「昭和の小堀遠州」と言われた昭和の作庭家【中根金作】の作庭です。
平成元年に竣工し、いつも手入れされている大変美しいお庭です。



重要文化財の仏像と建造物

「阿弥陀三尊」阿弥陀如来と両脇侍坐像(勢至菩薩、観世音菩薩) 
 平安時代後期のもの。秋には観音様の足の裏を拝する会も催される。

■「釈迦如来」
平安時代後期のもので、清凉寺式釈迦如来像を模したもの。


■「毘沙門天」
平安時代のもの。

■「十八神社本殿」
1487長享元年建立の 三間社流造。

境内の建造物

■本堂:江戸時代のものです。



■三重塔:江戸時代のものです。



「狛牛」さん「狛兎」さん「狛蛇」さん


■「狛牛」さん名前は「宝勝牛」

本堂前鎮座しています。
 口の中をのぞくと、石の玉が見えますので、この石の玉を撫でて下さい。勝運がつくといわれていますよ。
また、牛のお腹の覗き穴をのぞくと、牛の木像を見る事ができますので覗いてみてね。

■「狛兎」さん
本堂前鎮座しています。
御影石でできた「狛兎」さんです。かわいいお姿をしています。この「狛兎」が抱いている玉の中に卵型の石がありますので、立ててみましょう。立てば願いが叶うとか昇運がつくと言われていますよ。

■「狛蛇」さん、「宇賀神」さまとも
本堂前鎮座しています。
蛇の体に頭は翁。蓮に乗っておられます。かなりかわいいまんがチックな神様です。
この「宇賀神」を撫でると財運(金運)・良運がつくと言われています。


📗 室戸寺の創建や歴史、基本情報


創建年 :(伝)宝亀年間(770~780)

この頃、毎晩宮中に金色の霊光が差し込んでおりました。
【光仁天皇】はこの事を吉兆とお慶びになり、源光を探させた所、山奥の渓流に水が深く青く澄んでいる所で、丈二丈(約6m)の千手観音様がお姿を現わされましたので、飛び込み抱え上げてみますと一尺二寸(約45.6cm)の二臂千手観音」様に変化され現れられました。その旨【光仁天皇】に奏上、「二臂千手観音」様を宮中にお迎えしお祀りしておりましたが、その後、御室を今の地に移し【行表禅師】を招き、「二臂千手観音」様をお祀りし室戸寺』としたのがはじまりと言われています。

平安以降:

寛平年間(889~898)に三井寺の開祖【智証大師】が留錫し中興。
【花山法皇】は離宮を設け西国三十三所第十番の札所に定められました。
天台宗の高僧【隆明大僧正】は室戸寺』に入られ益々隆盛し、【白河法皇】の皇子【静証法親王】は【隆明大僧正】に師事し入寺したころから、室戸と称されるようになりました。
そして【光仁・花山・白河】三帝が離宮とされた事にちなみ、この頃から、室戸寺』の”御”の字を”三”に替え、室戸寺』となりました。

その後、1462寛正3に食堂より出火、伽藍を焼失。再興しましたが、
天正元年(1573年)には【織田信長の敵方【足利義昭に加勢した事により寺領を悉く没収され衰退し堂宇廃退

現在の本堂は、1814年文化11(江戸時代後期)になって改築、落成されたもので重層入母屋造の立派な本堂である。

開基 :【光仁天皇】

開山:【行表禅師】

山号:明星山・みょうじょうざん

宗派:本山修験宗

天台宗の流れをくむ「本山修験宗」、総本山は「聖護院」であるが『三室戸寺』は、別格本山に位置づく。 


本尊:(秘仏)「二臂千手観音・にひせんじゅかんのん」

当初本尊の「二臂千手観音」様は勅封とされましたが、桓武天皇が開扉、大供養を営なまれ、最初に現れたと伝わる千手観音様を二丈一尺に彫刻、「二臂千手観音」様を胎内に納めて、大悲閣を造立し帝都鎮護の御寺とし、33年毎に開扉大供養を営む慣例としました。

しかし1462寛正3の火災により、二丈一尺の千手観音様はに焼失してしまいましたが、胎内に納められていたご本尊「二臂千手観音」は無事でした。

現在はご本尊は秘仏、模して造られた「二臂千手観音」をお前立としています。
2009年花山法皇の一千年忌にあたり84年ぶりの御開帳がございましたが、その後の御開帳はされていません。

その他札所等:

 西国三十三所第10番
神仏霊場巡拝の道第124番(京都44番)

ご詠歌:

夜もすがら月をみむろとわけゆけば 宇治の川瀬にたつはしらなみ


📗 三室戸寺:アクセス・拝観情報


 京都府宇治市莵道滋賀谷21
 0774-21-2067
京阪「三室戸駅」徒歩約15分
JR宇治駅より、徒歩、バスもしくはタクシー

8:30~16:30(4月1日~10月31日)
8:30~16:00(11月1日~3月31日)

有料駐車場300台分:乗用車 500円
 
・平常時拝観料 : 大人500円/小人300円
・あじさい園開園期間中:大人800円/小人400円
・あじさいライトアップ 大人800円/小人400円
・宝物館拝観 毎17日 9:00より20分限り(中途入館不可) 500円
・秋の特別拝観「観音様の足の裏を拝する会」
 2019年11月9日~12月1日の土日祝 9時より20分限り(中途入館不可)500円
・「ハス酒を楽しむ会」2019年7月12日(金) 9時~正午※雨天中止です。
  先着300名500円



2019年3月19日火曜日

『平野神社🌸』│”桜”の季節を告げる、由緒正しき古の社

京都で”桜”と言えば・・・『平野神社』


毎年美しい桜を見せてくださる『平野神社🌸』
いつも桜ばかりみていたけれど『平野神社🌸』について知りたいな💖

2018の写真
昨年の台風で拝殿が倒壊するなど、被害の大きかった『平野神社🌸』。
『平野神社🌸』を知り、一人でも多くの人にも知っていただきたい。
そして、これまでもこれからも美しい桜を見せていただけますように。

📗 『平野神社🌸』はいつからあるどんな神社なの


『平野神社🌸』はもともとは奈良平城宮宮中に祀られていましたが、

794延暦13平安遷都と同時にこの地にご遷座されました。
ご遷座された当初は現在の京都御所と同じくらいの敷地を有し、天皇の行幸も行われています。

平氏や源氏をはじめ臣籍降下(現在の離脱)氏族の氏神でもありました。

平安時代後期にまとめられた延喜式神社一覧 約2800社)』に記載された神社の中でも、社格の高い二十二社の上七社の一社とされています。

二十二社は上七社・中七社・下八社からなり、上七社に列せられるのは「伊勢神宮」「上賀茂神社」「下鴨神社」「伏見稲荷」「松尾大社」「石清水八幡宮」『平野神社🌸』でした。

大阪の「住吉大社」は中七社、「北野天満宮」「八坂神社」「貴船神社」は下八社です。

1872明治4に定められた「近代社格制度(現在は廃止)」では「伊勢神宮」は特別な存在である神社としてを除き、一番格の高い”官幣大社”六十数社の内の一社でした。


📗 ご祭神【御祭神四座】、ご利益、ご本殿

ご祭神は四柱

主祭神【今木皇大神・いまきすめおおかみ】源気新生、活力生成の神
【久度大神・くどのおおかみ】   竈の神、生活安泰の神
【古開大神・ふるあきのおおかみ】 邪気を振り開く平安の神
【比賣大神・ひめのおおかみ】   生産力の神

ご祭神がまつられているご本殿は

<重要文化財>に指定される建物であり『平野造り』『比翼春日造り』とよばれる造りは、一棟二殿で南(1625)北(1632)の二棟が一体となった造りとなっており、一殿一柱、一番北側から、主祭神【今木皇大神・いまきすめおおかみ】、【久度大神】、【古開大神】【比賣大神】とお祀りされています。

本殿が東向きなのは「宮中神」であったためです。

写真、青銅色のxが4つあるんですが・・・わかりませんよね・・・わかりにくいですよね、トホホ💦





📗 『平野神社🌸』と言えば”桜” 

985寛和元年【花山天皇】が行幸され臨時勅祭を行い桜をお手植えされたことに始まる『平野神社🌸』の桜苑。毎年4月10日に行われる「桜花祭」はこれに起源します。

平氏や源氏をはじめ臣籍降下氏族の氏神でもあったことなどもあり、平安時代より奉納桜も多く、他では見る事の出来ない珍しい種原木が植えられている。現在約60種400本

特に有名な桜は『平野神社🌸』発祥の「魁(さきがけ)桜」。早咲きであることから、この桜が咲くと京都に”桜”の季節が訪れたと言われます。

平安時代は貴族が、江戸時代には庶民にも夜桜が開放され『平野神社』の桜は京都を代表する桜の名所となりました。

そして『平野神社🌸』は神紋も”桜”、おみやげも桜色のものや、桜の印のもの、桜の塩漬けなどもございます💖

そうそう、『平野神社🌸』の本殿前に植えられているのは”橘”と”桜”なのです。

★この記事をもたもた書いている内に、3月19日AM”魁桜”が一輪咲いてしましました~😱 タイトルに”桜の季節を前に”って書いたのに~💧

気をとりなおして一気に書ききりますよ💢

📗 『平野神社🌸』のみどころ

『平野神社🌸』の大鳥居と扁額

「平野皇大神・ひらののすめおおかみ」と書かれた社格の高さがしのばれる扁額。
文字も色合いも美しく神々しい。

『平野神社🌸』の南門

こちらの門は『御所の門を下賜されたものです。もともとは現在の大鳥居の位置に配されていましたが、1943年昭和18に南門として移築されました。

平野神社 南門

ご神木の”樟”

樹齢は約400年、幹のまわりは約4.85m。幹のまわりを歩いてまわる事ができるようになっています。歩いてみるとこれがなぜだか落ち着くんです。
平野神社 ご神木 樟


日本最大級の餅鉄”霊石 すえひろがね”


200kg、鉄分70%、厚さ27cm、高さ80センチ。

磁石が用意されており、磁力を感じることができます。なかなか強力で驚きました。

”霊石 すえひろがね”の力を持ち帰ることができます。
境内で磁石の入った「授かり守」が授与されています。その「授かり守」をこちらの”霊石すえひろがね”にひっつけて、霊石の力を持ちかえることができます。


『平野神社🌸』の桜苑等に咲く花

『平野神社🌸』には1年を通して色々な花に彩られます。
椿、一初、水仙、菜の花、フキノトウ、紫式部、しゃが、立花等々・・・
桜苑は一年を通して開放されていますので、四季折々の花をお楽しみいただけます。



2018年の台風で倒壊した『拝殿』

実は、2018年の台風で完全に倒壊してしまった「拝殿」がありました。
1650慶安3【東福門院】建立の『拝殿』でした。
※【東福門院】:【後水尾天皇】の中宮で徳川2代将軍【徳川家忠】と【お江】の娘。

内部に飾られていた「三十六歌仙」は、【近衛基前・このえもとさき】書【海北友徳・かいほうゆうとく】画のものでした。

柱4本が倒れ、ぺったんこになってしまいました。目の当たりにした時は言葉もありませんでした。

現在『平野神社🌸』では、寄付はもちろん、チャリティーコンサートやヨガなど様々な復興へむけての取り組みがなされています。
詳細につきましては『平野神社🌸』ホームページをご覧ください。

一日も早く再建されますように・・・




2018年夏撮影


📗 アクセス

平野神社

京都市北区平野宮本町1番地
075‐461‐4450

市バス「衣笠校前」北へ徒歩約3分
嵐電「北野白梅町」駅 北へ徒歩約7分

駐車場 東側の鳥居前に20台分 

・『北野天満宮』北門を出て左(西)側を見ると『平野神社』の大鳥居が見えます。
・『金閣寺』からは、西大路通りを南へ10分から15分歩いた西(左)側です。


📗 関連・周辺記事




2019年3月1日金曜日

『大将軍八神社』│隠れたパワースポット(隠れてないかも・・・)

 方除け・厄除けの神 『大将軍さん・だいしょうぐんさん』


京都市街地の北西(乾)の方角に鎮座する『大将軍八神社💪』。
隠れた京都のパワースポットと言う感じでしょうか。
いや、もしかすると既に隠れていないかもしれません・・・

しかし、結構知られていないのが、重要文化財”神像80体”からなる立体星曼荼羅様』(宝物館)。これ、凄いです。実際に立体曼荼羅の中を歩く事ができるのです。事前に連絡する事で見学が可能ですので、是非見て下さいね。

大将軍八神社:本殿
大将軍八神社:本殿
最寄り駅は嵐電「北野白梅町」駅、『北野天満宮』『椿寺(地蔵院)』のほど近く。
大きくはないお社ですが、大変綺麗な手入れの行き届いた神社です。
大将軍八神社:本殿裏
大将軍八神社:本殿裏


毎月第一日曜日にはフリーマーケットも開かれています。

そうそう、お詣りの際は本殿裏へも歩を進めてみて下さいね。

<ご由緒>

平安遷都(794)に際し【桓武天皇】が王城鎮護の為に京都の四方に「大将軍神」を勧請し祀った「大将軍社」の一つ。



『大将軍八神社💪は昔の「御所」西北角に隣接した外側、現在の一条妖怪ストリート紙屋川西側に鎮座します❗

ご祭神は、もともと【大将軍】一神でしたが、明治の「神仏分離令」により【大将軍】は外国の神様である為【素盞鳴尊・すさのおのみこと】とその御子【五男三女神】、並びに【桓武天皇】の合祀とし、暦神の八神をここに習合し以後社名は『大将軍八神社💪となりました。

平安京遷都の際に、四方に祀ったってあと3つはどこ❓っと
ツッコミの声が聞こえます・・・
実はこれはよく分からなかったのです。四方だからあと3つですよね、でも5ヶ所出てきて、、、勉強不足でよくわかりません・・・
取り敢えずその5ヶ所をお伝えしますと・・・
・『岡崎神社(東天王社)』左京区
・『大将軍神社』東山区
・今宮神社の『大将軍社』北区 
・『西賀茂大将軍神社』北区
・藤森神社の『大将軍社』伏見区
です💦



<ご祭神:【素盞鳴尊】と御子【五男三女神】と暦神八神


・大将軍神(だいしょうぐんしん):【素盞鳴尊・すさのおのみこと】【天津彦根命・あまつひこねのみこと】
· 大歳神(だいさいしん):【天忍穂耳命・あめのおしほみみのみこと】 
· 大陰神(だいおんしん):【市杵嶋姫命 ・いちきしまひめのみこと】
· 歳形神(さいぎょうしん):【田心媛命・たきりひめのみこと】
· 歳破神(さいはしん):【湍津姫命・たきつひめのみこと】
· 歳殺神(さいさつしん):【天穂日命・あめのほひのみこと】
· 黄幡神(おうばんしん):【活津彦根命・いくつひこねのみこと】
· 豹尾神(ひょうびしん):【熊野樟日命・くまのくすびのみこと】
· 左客人宮:【聖武天皇】
· 右客人宮:【桓武天皇】 

※暦神の八神→【】左側に表記【素盞鳴尊】と御子【五男三女神】(【素盞鳴尊】と【天照大神】の誓約の子)→【】内に表記

<文化財>

· 本殿:八棟権現造(昭和4)

境内東奥の「方徳殿(宝物庫)」展示物

· 重要文化財:木造「大将軍神像群 80体」立体星曼荼羅様に安置されています。

· 平安中期から鎌倉期の大将軍神像群は直接安置されており、立体星曼荼羅様の中に入っていけるため、間近で見学でき大変な迫力に圧倒されてしまいました。

· 京都府指定文化財:古天文暦道関係資料(陰陽道安倍家に関わる資料他)

・天球儀、四神の図(白虎:富岡鉄斎)他、ご神宝類。

<基本情報>

京都市上京区一条通御前西入48
075-461-0694
駐車場:境内5台分/神社駐車場3台
車椅子による見学 は拝殿石段下まで可能

御祈祷・御祓い
*御祈祷は随時、メール・電話・FAX受付可しています
 一週間の御祈願の後、ご祈祷済み御札・清め砂等送付
*本殿でのお祓い予約要
  所要時間:約30分
*御祈祷・お祓いともに\5,000です

「方徳殿(宝物庫)」見学
・開館時期:5月1日~5日、11月1日~5日
・基本的には事前電話予約することで開館時期以外でも見学可
· 拝観料:500円(学生300円)[15名以上は100円引]

ホームページ:http://www.daishogun.or.jp/

<アクセス>

京福電車(嵐電)北野白梅町駅 徒歩約7分 
市バス 北野天満宮前or北野白梅町下車 徒歩約5分

<周辺情報>


2019年2月27日水曜日

『北野天満宮』│”2019 梅苑公開” 梅の香りにつつまれて

東風(こち)吹かば 匂い起こせよ梅の花 主なしとて 春を忘るな【管原道真


『北野天満宮』と『梅』の関係についてはこちらから↓
北野天満宮 梅苑
北野天満宮 梅苑

『2019年 只今、梅苑公開中💖』

<期間>2月初旬~3月下旬:9時~16時
<ライトアップ期間>2月22日~3月17日(日)の金・土・日:日没~受付20時
<入苑料>ライトアップも同料金 大人800円/子供400円(茶菓子付🍵)

<場所>「史跡お土居 もみじ苑」「紅梅殿前 船出の庭」+「梅苑」

『北野天満宮』は境内全体に見事な梅が多く植えられていますが『梅苑公開』では、これに加えて「史跡お土居 もみじ苑(梅も有り)普段は入ることのできない「梅苑」、そして「紅梅殿前 船出の庭」”梅”、を散策する事ができます。
結構広いです。時間には余裕を持って下さいね。

<入口>2か所 「史跡お土居 もみじ苑」入口/「紅梅殿前 船出の庭」入口

『梅苑公開』で公開されている

「史跡お土居(オドイ) もみじ苑」とは

【豊臣秀吉】が造った京都の町をぐるっと囲む土塁(お土居)の史跡で、今ではほとんど残っていない為、この屋川沿いに残る「お土居」は貴重なものとなっています。

北野天満宮 もみじ苑 鶯橋 2018
2018青もみじ:鶯橋

紙屋川沿いの散歩道と、その散歩道を見下ろす形で土手の上を散歩道や見晴らし台があり、気持ちの良い場所となっています。
北野天満宮:2018青もみじ
2018青もみじ


『北野天満宮』では自然林が残っていたこの場所に、もみじ約350本その他
”竹””梅”等々の樹木を植え、朱塗りの太鼓橋”鶯橋”をかけ整備。秋には『もみじ苑』2月初旬から3月下旬は『梅苑の一部として、5月上旬から下旬には『青もみじの公開』を行っています。”梅”は「もみじ苑」の南側、「梅苑下」「梅苑」に続くように咲き誇っていています。
北野天満宮:2018青もみじ
2018青もみじ


お土居やもみじ苑が気になった方にはこちらの記事も是非↓ 

「梅苑」は

この時期以外は入ることはできません。大切に「梅」が育てられています。
こちらで実った「梅の実」は、年末の授与品『大福梅』になります。

「梅苑」の中には「茶屋」が設けられており、入苑券についているお茶券はこちらで「お茶」と「お菓子」に交換し、座って頂くことができます。
交換するのを忘れないでくださいね💖
和菓子「老松」の”香梅煎(白湯に入れる)”と”管公梅(麩菓子)”
一面”梅の花 ”です。 
北野天満宮 梅苑
梅苑

紅梅殿前「船出の庭」は

「紅梅殿」は【菅原道真】公の屋敷「紅梅殿」を再現したもので、「船出の庭」は【菅原道真】邸の庭園を再現したものです。

現在「紅梅殿」では結婚式などが行われ、「船出の庭」では『曲水の宴』や夏の『御手洗祭』、そして2月25日の『梅花祭野点大茶湯』が行われるます。
※2月25日『梅花祭野点大茶湯』の日は『梅苑』のチケットで「船出の庭」への入苑ができませんのでご注意下さい。

遠目から:紅梅殿、船出の庭
遠目から:紅梅殿、船出の庭
たっぷり時間をかけて散策するのがおすすめです。
ゆっくり、ゆったり、梅の香りに包まれながら『北野天満宮の梅苑』散策してね💖


『北野天満宮』
京都市上京区馬喰町/075-461-0005
開閉門時間: 4月~9月 5:00~18:00/10月~3月 5:30~17:30
*ライトアップ期間や正月等は開閉門の時間がかわりますのでご確認下さいね。
市バス「北野天満宮」すぐ
JR円町駅徒歩約25分
京福電車(嵐電)白梅町駅:徒歩5分


<北野天満宮周辺 関連記事>


 


2019年2月26日火曜日

『北野天満宮』 │2月25日『梅花祭と梅花祭野点大茶湯(バイカサイノダテオオチャノユ)』

『梅』と言えば『北野天満宮』。『梅花祭と梅花祭野点大茶湯(バイカサイノダテオオチャノユ)』

何といっても、50種1500本の梅はすごいですよね、

『北野天満宮』と『梅』の関係についてはこちらから↓

早咲きの梅は12月初旬頃から、遅いもので3月中旬くらいまで咲きますが、
この時期が一番の盛りで、境内の横を通るだけでも『梅の香』に包まれてうっとりしてしまうほどです。

2019年2月25日『北野天満宮』で行われる『梅花祭(バイカサイ)と梅花祭野点大茶湯(バイカサイノダテオオチャノユ)🍵に行って来ました~💗
お天気最高!梅の香りに包まれた境内の梅は咲き誇りそれは見事でした~💓

北野天満宮:北野天満宮:青空と梅をバックに気持ちよさそうな三光門前の角のある狛犬くん
北野天満宮:青空と梅をバックに気持ちよさそうな三光門前、角のある狛犬くん

『梅花祭』

毎年【菅原道真】公の命日2月25日に執り行われる行事で、約900年前から行われており、4斗(1俵=60㎏)の米を蒸し「大飯」「小飯」に盛った台や白梅・紅梅の小枝を挿した「紙立(コウダテ)」をお供えし、【菅原道真】公をしのびます。

「紙立」の土台には玄米が用いられます。「紙立」に用いる為に用意した玄米で「紙立」に使われない玄米が「厄除け玄米(100円)」として授与されます。本殿前のお守り売り場で売られています。
この「厄除け玄米」をごはんに混ぜてを炊いていただくと「災難・厄除け・無病息災」であると言われています。


『梅花祭野点大茶湯(バイカサイノダテオオチャノユ)🍵

今回”おばちゃりだー”が行って来たのはこちらです。

昭和27年から『梅花祭』と同日に行われる『梅花祭野点大茶湯🍵
「紅梅殿前 船出の庭」の広場で行われ、上七軒の芸・舞妓さんたちがお茶を運んでくれます。
この日は『天神市』も行われており境内の内も外も大変賑やかで、『梅花祭野点大茶湯』は”梅”の饗宴。とても華やかな野点です。

あ、「紅梅殿前 船出の庭」で気が付いてしまったあなた"通"ですね、そう、この場所はこの日以外は、『梅苑公開800円』で入っていただける場所です。

なので、『梅苑公開』へお越しの場合、この日だけは「紅梅殿前 船出の庭」へは入れないので注意しましょう。料金は同じ800円です。夜のライトアップでは入れるかもしれませんので、ご確認下さいね。

では、前々から行ってみたかった『梅花祭野点大茶湯🍵振り返ってみま~す❗

以前からがお茶を出して下さるとあって、大変人気があると聞く『梅花祭野点大茶湯🍵』「行ったのに入れなかった~💧」なんて事にならないように、地の利を生かして、自転車ちゃりちゃり”おばちゃりだー”
前もって「チケット」をゲットいたしました💪2000円です!
北野天満宮:梅花祭野点大茶湯 券
事前に入手いたしましたが、割引はありません。念のため。

チケット右側に3つの引換券がついています。
  • 撤饌(テッセン)引換券:茶菓子引換券(撤饌=おさがり)
  • 野点大茶湯拝服券:お茶を頂くときに必要な券
  • 宝物殿拝観券:そのままです。宝物殿へ入れる券です。
    『梅苑』入場券はついていません。『梅苑』への入場には別途800円が必要です。
毎年行列必至ですからね、当日(本日)10時から「文道会館」にて受付とのことでしたので、朝9:30位には到着してと思っていたのですが、もたもたしていたら、到着が10時過ぎてしまいました😨

既に「文道会館」から「楼門」を入り「絵馬所」まで行列ができていました。
ちなみに、チケットを持っていても、持っていなくても同じ行列に並びます😀マジ!

ひぇ~💦っと思いまいたが、ぽかぽか陽気の中同じ行列に並んでいた人達と楽しく話をしながら待つことができました😄

行列は「文道会館」に到達し、チケットを見せて(持ってない人は購入して)進みます❗
当日券はまだありました!いや、まだまだ大丈夫と係の人は言っていました!
当日10時に並びはじめても当日券は入手できたということですね😋
 ●撤饌(テッセン)引換券を渡し「お菓子」を頂き、パイプ椅子がずらーっと並ぶ「待合室」
梅花祭野点大茶湯:撤饌引換所
梅花祭野点大茶湯:撤饌引換所
「お菓子」「待合室」で食べておいて下さいと案内があります。行列していますからね、席についてから「お菓子」を食べていては行列進まないですよね。
梅花祭野点大茶湯:撤饌頂きました
梅花祭野点大茶湯:撤饌頂きました
 帰宅後撮った「茶菓子」の写真です。「主菓子+赤い梅の花の落雁」と「干菓子:梅鉢紋型の紅白落雁+米」『鶴屋吉信』さんのものです。
梅花祭野点大茶湯:撤饌の茶菓子
梅花祭野点大茶湯:撤饌の茶菓子

「待合室」を出てもうすぐか!と思ったら、まだまだ行列が・・・
係の人から「立礼席・リュウレイセキ」OR「座礼席」と尋ねられます。
「立礼席」は、椅子席で”お薄”が個々に運ばれて来るので、頂いたら自身で退席。
「座礼席」は、正座して頂く席で、入替制となるため、30分位楽しむことができます。

今回は「立礼席」を選びました!するとするするするする進むではないですか❗
おお~、「立礼席」の方が早いとは思いましたがこんなに早いとは💖
「座礼席」を待っている皆様の行列を抜いていきます❕

気が付くと茶席が見えてきました💗
梅花祭野点大茶湯
北野天満宮:梅花祭野点大茶湯

梅花祭野点大茶湯
北野天満宮:梅花祭野点大茶湯
ここからは、撮影禁止!と言う事で文字のみでお送りいたします。

「立礼席」はL字型に配置されており、退席された席に順次着きます。そして
●野点大茶湯拝服券をテーブルの上に置くと、が”お薄”を持ってきてくれるのでした~😄

”お薄”を待つ間目の前をが行ったり来たり、目の前ですよ😍
4K状態です!テンション上がりますぅ~💖ありがと~

お兄さんやおじさん、じじさまでなくてもテンション上がります💗

”お薄”はあっと言う間に飲み干してしまい、後ろ髪をひかれながら、でも行列してるしと思いながら退席した”おばちゃりだー”でありました💧

退席後、お詣りを済ませ、
●宝物殿拝観券を使い宝物殿を拝見いたしましたー。

そして『天神市』も存分に楽しみました~
気分上々😆


『北野天満宮』
京都市上京区馬喰町/075-461-0005
開閉門時間: 4月~9月 5:00~18:00/10月~3月 5:30~17:30
*ライトアップ期間や正月等は開閉門の時間がかわりますのでご確認下さいね。
市バス「北野天満宮」すぐ
JR円町駅徒歩約25分
京福電車(嵐電)白梅町駅:徒歩5分

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