2019年7月27日土曜日

『下鴨神社』の「みたらし祭(足つけ神事)」│2019年7月19日(金)~28日(日)

下鴨神社の「御手洗祭(足つけ神事)💖」

毎年土用の丑の日の前後5日間に行われる「足つけ神事」



暑いこの季節、じゃぶじゃぶ堂々とに足をつけれるなんて最高です!

年をとってくると、水着を着る事はもちろん、に足をつけることさえTPO考えてしまいますからね!


では、じゃぶじゃぶ楽しい「御手洗祭(足つけ神事)」について😁



まずは、

「御手洗祭(足つけ神事)」の由来


『下鴨神社』の境内、御手洗池にある『井上社(御手洗社)』には罪や穢れを祓い除き給う神様」である瀬織津比売命・せおりつひめのみこと】が祀られていることから「お祓いの社」と言われ、”土用の丑の日”に”御手洗池”に足をつけ、御燈明をお供えし、ご神水を頂くと「諸病にかからず、延命長寿の霊験あらたか」と言われたことから毎年「土用の丑の日」になると「足つけ神事」が行われるようになったそうです。
「足付け神事」の期間だけは”御手洗池”に入る事が許され”御手洗の神様”のお力を頂くことが出来る。

御手洗池に足を浸し、ろうそくの火を持って御燈明をあげ、ご神水を頂いて「罪、けがれを祓い、安産、無病息災」を祈りましょう

そうそう、最近は「がん封じ」


「御手洗祭(足つけ神事)」はいつ行われるの



『下鴨神社』では土用の丑の日の前後5日間で行われます。

2019年の”土用の丑の日”は7月27日(土)

「御手洗祭(足つけ神事)」は
7月19日(金)~7月28日(日)
9時~21時(初日はおそらく5:30から)

「御手洗祭(足付け神事)」に参加するにあたって


📗9:00~21:00迄(初日はおそらく5:30から)行われています。


混んでいるのは土日祝日、そして朝、昼よりも夕方から夜でしょうか。お燈明が神秘的で美しい時間帯ですからね。
混んでいると入場するのに並びますよ。
平日の朝やお昼であれば、待ち時間は0分です。


📗服装には注意して


はだしで池に入りますので、脱ぎやすい靴下や靴。
膝上までまくり上げる事のできるパンツ、ショートパンツ、スカートで行きましょう。

また、足を拭くハンドタオルなどがあると便利ですよ。


📗覚悟して


が冷たいのです。キンキン😖です。
入った瞬間は氷水に足をつけたような感覚です。

その後はその年?その日?の天気等によって違いますが、最後までキンキン😖で痛い日もありますし、最初は冷たくてもすぐに慣れる日もあります。何が原因かは未だ”おばちゃりだー”にはわかりません。

の深さも日によってなのか年によってなのか違います。
浅い日は膝か、膝ちょっと上くらいの感じ。深く感じる日は場所によっては膝上と言うより太ももと思ってしまうくらいです。



📗「賀茂の御神石」を頂き忘れないように


お子様のいらっしゃる方に限りますが、「御手洗祭(足つけ神事)」を一通り終え、橋を渡ると「賀茂の御神石」がおかれています。枕元に置くと「かんの虫」を封じると言われている石です。必要な方は頂いて帰りましょう。無料です。



一年たったら返却します。↓







「御手洗祭(足付け神事)」に参加してみた



『下鴨神社』の楼門をくぐるとすぐ左手側に↓のような幕がみられます。



入口です。↓靴を入れるビニール袋を受け取り
靴と靴下をぬぎ、パンツやスカートの裾を上げて整えます。



池にむかって進み、左側受付で献灯料300円を納め”ろうそく”を受け取りいざゆかん😁



ひぇ~っ!!冷たい!



こちらの「斎火・いみび」↓から火を移します。



ここからはのついた”ろうそく”を持って歩きます。
風が無くても歩くだけで消えかけます。ちゃんと灯を覆って進みましょう。

御燈明し、一年の無病息災を祈ります。



水から上り、足元を整えましょう。



御神水を頂き、からだを内側から清めます💖


どこのお水でもかまいませんよ↓空いている所からいただきます。


双葉葵の模様のついた器です。
「鴨のくぼて」と言う名前で売られています。


ご神水の量は結構たっぷりです。体の中から清められましたよ~
↓『井上社(御手洗社)』へお参りし、



足形をした祈祷木に名前等を書き、浮かべてお参りします。(有料200円か300円です。確認忘れてしまいました。)↓



子供の「かんの虫封じ」の御神石です。
必要な方はいただいていきましょう。↓



あとは出口へむかうだけです。
参道には露店も出ていますので、厄を祓ってすっきり楽しんで帰りましょう!


★ちなみに8月には『北野天満宮』で「足つけ神事」が行われます!



「御手洗池」についての豆知識


5月の葵祭の「斎王代」が禊を行うのも、
「流し雛」もここ御手洗池で行われます。

土用になると「御手洗池」には池の周辺や川の底から清水が湧き出ると言われ、湧きあがる際に出来る水泡を模してつくられた菓子が、みたらし団子と言われます。
御手洗池は「みたらし団子発祥の地」なのです。




アクセス



世界遺産 下鴨神社

(賀茂御祖神社・かもみおやじんじゃ)

〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59

075-781-0010

6:30~17:00


京阪電車「出町柳駅」徒歩約10分京都市バス 4・205番「下鴨神社前」or「糺の森前」

ホームページ
https://www.shimogamo-jinja.or.jp/








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2019年7月22日月曜日

祇園祭の『粽・ちまき』って?  │ 祇園祭

祇園祭では『粽・ちまき』をGET’S❗


■『祇園祭』についておさらいしておこう

『祇園祭』とは


『祇園祭』は、869年(貞観11年)に起源をもつ『八坂神社』の祭礼です。
はじまりは、昔々1100年くらい前の貞観年間(859~877に)京都も含め日本各地に疫病が流行した時、その災厄を祓おうと『神泉苑に当時の国の数である66本の鉾を立て、神様を祀り、神輿を送ったことにはじまります。

祭礼は7月1日の「吉符入」にはじまり、31日の『疫神社(八坂神社の摂社)』「疫神社夏越祭」まで、『山鉾巡行』や『神輿渡御』も含め1ヶ月間も行われる長い長~いお祭りです。

「京都三大祭り(祇園祭・葵祭・時代祭)」「日本三大祭(祇園祭・大阪天満宮 天神祭・東京都神田明神 神田祭」の一つに数えられるお祭りです。


ユネスコの世界無形文化遺産『祇園祭の山鉾巡行』

2016年に『祇園祭の山鉾巡行や『秩父祭の屋台行事と神楽など、18府県33件のお祭りが、「山・鉾・屋台行事」としてユネスコの無形文化遺産(intangible cultural heritage)へ登録されました。

『祇園祭』の同義語として『山鉾巡行』が使われたりしますが、もともと『祇園祭 山鉾巡行』は『祇園祭』の行事の一つであり、
7月17日の『先祭 山鉾巡行』は『神幸祭(神輿渡御)』の、
7月24日『後祭 山鉾巡行』は『還幸祭(神輿渡御)』の神輿渡御に先立ち巡行します。

これは、疫病等の災厄をもたらす「疫神」がきらびやかで賑やかなものや尖ったものを好む為、神様の御神輿がお渡りになる前に、『山鉾』を巡行させ、『山鉾』を依り代(よりしろ)として疫神を集め、鉦(かね・しょう)や笛、太鼓で囃し疫神を鎮め、清めるためと言われています。

なので疫神が町や通りに戻らないように終わると素早く解体されるのですね。

■『祇園祭』と『粽』

『祇園祭』に行って、『粽・ちまき』を買い、玄関に飾り、厄除けを祈願する。何の疑問もなく「神社に行っておみくじひく」くらいののりで、毎年『粽・ちまき』を求めておりました。
が、はて、なぜなのかと、思ったわけです。突然。
なので少しお勉強してみました。



「蘇民将来子孫也・そみんしょうらいのしそんなり」


祇園祭のほとんどの”粽”に「蘇民将来子孫也」と書かれた護符が貼られています。『祇園祭』で祭礼に奉仕する人々も、「蘇民将来子孫也」の護符を身につけているのだそうです。
(誰がどのように身に着けておられるのか、”おばちゃりだー”は見たことがありませんので詳細にご説明することができませんが・・・悪しからず)

これってどういう意味なのでしょう。

「蘇民将来子孫也」とは”そみんしょうらい(人名)”の子孫ですよ~ってことなのですが、ここには込められたお話がありました。

それは昔々、『八坂神社の御祭神、【素戔嗚尊・すさのおのみこと】(牛頭天皇・ごずてんのう】と同一とも)がお忍びで旅をされ、一夜の宿を請うた時の事。
金持ちの【巨旦将来】は断り、貧乏ではありましたが【蘇民将来】は快く受け入れ、わらの布団に粟などの食事と言う粗末なものではありましたが、出来る限り精一杯のおもてなしをしたそうです。素戔嗚尊・すさのおのみこと】はこの事に大変お喜びになり、蘇民将来】の子孫は末代まで災厄より護ってやろうと約束されたのです。

『粽・ちまき』は「茅」「巻」、『粽』の由来


上の「蘇民将来子孫也」のお話に続きますよ~。

「【蘇民将来】の子孫は末代まで災厄より護ってやろう。」と約束された八坂神社の御祭神【素戔嗚尊・すさのおのみこと】(【牛頭天皇・ごずてんのう】と同一とも)。
蘇民将来】の子孫とわかるように、”茅の輪”を腰につけておくようにと申されました。

”茅の輪”とは”茅”を束ねて”巻”いたもの。”茅”を”巻”いたものだから巻・ちまき”、その音から”粽・ちまき”となり、現在の玄関に”粽”を飾る風習に至ったと言うわけです。


■『粽・ちまき』の授与

『粽・ちまき』を売っている所

山鉾町のそれぞれの「会所」で授与されます。(北観音山では授与は行われていません。)
「山」や「鉾」が建てられている場所に行ってみましょう!
そこに「会所」はあります。

また、町を歩いていると”うちわ”が無料で配布されており、地図がついている事もありますよ。
ガイドブックを見たり、ググってみるのもよいでしょう。

いつ『粽・ちまき』は売られるのか


「山・鉾」が建て終わり、巡行日の前日(宵山)までです。授与のはじまる時間は「山・鉾」によって少し異なります。

”おばちゃりだー”は参考にしたのは
↓KBS京都のページです(2019年)
https://www.kbs-kyoto.co.jp/gion/06gyoji/hokomachi.htm


そして、昨今は『粽・ちまき』をもとめる人が増えたのか、「長刀鉾」「月鉾」のように早々に売り切れてしまう「山・鉾」もあります。
毎日販売するものは用意されているようですので、『粽』を入手したい時は午前中に行かれることをおすすめします。


『粽・ちまき』の値段って

「山・鉾」によって少し異なります。
800円~1,000円位です。

購入すると、「山・鉾」に上れたりする特典のついている事もありますよ~💖



■山鉾町毎にある『粽』のご利益

前祭の山鉾(赤字はくじとらず)

長刀鉾・なぎなたぼこ ➡ 疫病除け・厄除け

蟷螂山・とうろうやま
 ➡ 疫病除け・厄除け

芦刈山・あしかりやま
 ➡ 縁結び・夫婦円満

木賊山・とくさやま
 ➡ 迷子除け・再会

函谷鉾・かんこぼこ
 ➡ 疫病除け・厄除け

郭巨山・かっきょやま
 ➡ 母乳の出を守る・開運・金運

綾傘鉾・あやがさほこ
 ➡ 厄除け・縁結び

伯牙山・はくがやま
 ➡ 疫病除け

菊水鉾・きくすいぼこ
 ➡ 不老長寿・商売繁盛・厄除け

油天神山・あぶらてんじん
 ➡ 学問成就

太子山・たいしやま
 ➡ 知恵授与

保昌山・ほうしょうやま
 ➡ 縁結び

鶏鉾・にわとりぼこ
 ➡ 疫病除け・厄除け・

白楽天山・はくらくてんやま
 ➡ 学行成就・招福除災

四条傘鉾
 ➡ 厄除け・招福

孟宗山・もうそうやま
 ➡ 親孝行

月鉾・つきぼこ
 ➡ 疫病除け・厄除け・

山伏山・やまぶしやま
 ➡  火除け・雷除け・厄除け・

占出山・うらでやま
 ➡ 安産・厄除け・

霰天神山・あられてんじんやま ➡ 火除け・雷除け

放下鉾・ほうかぼこ
 ➡ 疫病除け・厄除け

岩戸山・いわとやま
 ➡ 開運・厄除け

船鉾・ふねぼこ
 ➡ 航海の安全・安産(腹帯授与も有)

後祭の山鉾(赤字はくじとらず)


橋弁慶山・はしべんけいやま
 ➡ 厄除け

北観音山・きたかんのんやま
 ➡ ちまきの一般授与は行われていません(2019)関係者のみ。

鯉山・こいやま
 ➡ 立身出世・厄除け・開運招福

八幡山・はちまんやま
 ➡ 夜泣き封じ・夫婦円満

黒主山
 ➡ 泥棒除け厄除け

南観音山・みなみかんのんやま
 ➡ 疫病除け

役行者山・えんのぎょうじゃやま
 ➡ 疫病除け・交通安全

浄妙山・じょうみょうやま
 ➡ 勝ち運・疫病除け

鈴鹿山・すずかやま
 ➡ 盗難除け・雷除け・安産

鷹山・たかやま
 ➡ 疫病除け・厄除け(現在休み山ですがちまき授与有) 

大船鉾・おおふねぼこ
 ➡ 安産・厄除け(腹帯授与も有)


■2019粽を頂きに行って思った事

最近は『粽・ちまき』争奪戦も年々激しくなっているように思います。
他、今年目についたのは『ご朱印』でしょうか。
判子をおいているだけの「山・鉾」、その場で書いてくれる「山・鉾」などどのご朱印場にも行列ができていました。

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2019年7月14日日曜日

暑い日のランチに! │ ベトナム料理「コムゴン・com ngon」


祇園祭のお昼に食べたくなる「コムゴンのランチ」


祇園祭がはじまるともうソワソワ💖
宵山直前、”おばちゃりだー”は午前中から、山鉾町をうろちょろ、”鉾立””曳初め””露店”に”会所飾り”、そして”粽”を頂きに行くわけで、もうお昼には暑さでぐったり、

”甘酸っぱいスゥィートチリソース”に”パクチ”そして”レモン”が恋しくなります。

そんな時に、おすすめなのが、烏丸蛸薬師を少し東に入った所(東洞院蛸薬師を西)にある「ベトナム料理 コムゴン」です!


では早速行ってみましょう!


東洞院蛸薬師を烏丸方面(西へ入る)と黄色い看板が見えて来ます。



お昼時には行列していることもありますが・・・

看板の黄色、蓮の照明がもう”ベトナム” ですね。
廊下を進むと左手に厨房が見えて、ベトナム人の方でしょうか、活気があります。
見とれているとお店の人が出てきて席に案内してくれますよ。


メニューは、

ランチには本当にたくさんの種類が ありますよ、麺の種類の数だけあります。

「麺」+「甘辛い肉乗せごはん」のセットで980円だか950円位。お手頃です!

麺はフォーだけでなくいろいろな麺がありますよ。

そしておすすめランチと思われるのが、下の二つ。なぜならメニュー1ページ全面が使われていましたから👍



今回は「コムランチ 1280円」
★青パパイヤの揚げ煎サラダ
★生春巻き・揚げ春巻き
★フォー
のセットです。

本当は”おばちゃりだー”ベトナム麺がついてないランチが食べたかったのですが💦
昔はあったと思っうのですが・・・
今はすべてのランチに”麺”がついています。
やはり”麺”が人気なのですね!

食べるぞー

テーブルの上にセットされた、ブリキやプラスチックがベトナム感を出していますね👌

1品目「生春巻き」と「揚げ春巻き」です💗
タレにつけていただきます❗

2品目「青パパイヤサラダ+揚げせん」 


揚げせんに青パパイヤサラダをのせていただきます。
甘酸っぱくておいしい~のです。

そして
3品目「フォー」
赤いソースをたっぷり入れて頂きました❗


お会計


内税なので

1,280円 . -  です😊


もちろん夜も営業していますので、よろしく~


お店情報


ベトナム料理「コムゴン(com ngon)」

京都市中京区蛸薬師通烏丸東入一蓮社町304
075-223-3337


周辺記事

『マリベル京都 本店(Marie Belle Kyoto)』  ー ブレックファースト or ランチ


#祇園祭
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2019年7月13日土曜日

祇園祭 │ 祇園祭は宵山直前の13日の夜が狙い目👍

13日の夜は山鉾町を歩いてみよう!
宵山前日の13日は人がまだ少ないため、夜に限らず昼もおすすめなのですが、「駒形提灯」に灯がともる夜は雰囲気ましまし、やはり一押しなのであります👌


13日の夜をおすすめする理由😁


📗先祭の山鉾が建ち揃う


遅くとも13日中には山鉾は建ち揃います。

お昼に町を歩くと、建ち並んだ山鉾を整え、会所を運営するいそがしく立ち働く山鉾町の人々を目にすることができます。観光客の行き来する宵山とは一味違い、山鉾町の方々の息遣いを感じることができる日なのです。



📗”祇園囃子”の音色”駒形提灯”の灯りに町が包まれる

会所の2階で奏でられていた”祇園囃子”が、山鉾の上で奏でられるようになります。
練習からいよいよ本番へと言った感じです。
また”駒形提灯”にも火が灯り、『祇園祭』の夜をゆらゆらと照らし人々を酔わせるのです。



📗”粽・ちまき”や”記念品”が買える


多くのの山鉾町の会所・売店が13日の午前中から開き始め、殆どの会所・売店が夜には開き並びます。
いろいろなお店もぼちぼち開いています。

宵山に比べると人も少ないので、買い物もしやすく、”粽”やその他の記念品を購入するには持ってこいです。

ただし、14日からでないと会所・売店が開かない町もありますので、どうしても欲しい”粽”や”記念品”がある場合は、確認は必須ですよ!



📗「会所飾り」が宵山よりはゆっくり見られる

宵山はすんごい人になりますからね。宵山に比べると「会所飾り」もゆっくりみられ、係の人に質問したりする事もできるかも?

宵山でも午前中などはまだ人も少なく、ゆっくり見る事もできます。

ゆっくり自分の速度で見てまわりたいですよね。



📗「鉾」にものぼれる


宵山に「鉾」に上がろうとすると大変ですよね。13日はがらがらとは言いませんが、宵山に比べればまだまだ空いています。「駒形提灯」に灯りに照らされ「祇園囃子」に包まれた「鉾」にのぼってみましょう!

※長刀鉾のみ女人禁制なのでご注意下さい。



📗7月に京都にお越しの方へ


世の中では『祇園祭』と「山鉾巡行」が同義語になっているような所があるのですが、実は『祇園祭』、7月1日の「切符入」「長刀鉾町の稚児によるお千度参り」に始まり、7月31日八坂神社の『疫神社』「夏越祭(えきじんじゃなごしさい) 」までの長期間行われているお祭りなんです。

「14日~16日の宵山」と17日、24日の「山鉾巡行」が得に有名ですが、実は7月中、京都は『祇園祭』の熱気に包まれています。

なので7月に京都にお越しの皆様、「宵山」や「山鉾巡行」の日でなくとも、どこかで何かが行われていることがありますので、是非確認して参加なさってみて下さいね。

📗周辺記事

2019年7月9日火曜日

総本山智積院 │ 6月15日「青葉まつり」ちょっと仏教に触れた気持ちになった

正式名称『五百佛山(イオブサン) 根来寺 智積院』


【長谷川等伯】【長谷川久蔵】親子による国宝『楓図』『桜図』。この背景に見えるこの寺の隆盛。

6月15日『青葉まつり』に行って来ました💖

感想:来年も参拝決定❗







📗 『青葉まつり』って、

■『青葉まつり』とは(この日は拝観料無料です)

ここ『総本山智積院』は、【弘法大師 空海】を始祖に、真言宗中興の祖【興教大師 覚鑁・カクバンを開祖とする「真言宗智山派」の総本山です。『成田山新勝寺』は大本山で、『青葉まつり』は両祖のご誕生を祝う行事であり、新緑の美しい季節であることから「青葉まつり」と言われます。

始祖【弘法大師 空海】誕生日 774宝亀5年 6月15日
開祖【興教大師 覚鑁・カクバン】誕生日 1095嘉保2年 6月17日

そして、この日は”拝観料無料”なのです💖
もちろん国の名勝に指定されている”庭園”も、【長谷川等伯】【長谷川久蔵】親子による国宝「楓図」「桜図」も”無料”でみることができるのです。
  


📗 『お堂めぐり』に参加!

『智積院』に入ると、皆に”青葉まつり”の境内案内図と「お堂巡り」の参加方法、”写真コンテスト”に関する事が書かれた紙、そして「お堂巡り」御集印の台紙が配布されます。

案内図には、広い境内のどこに何があり、何時からどのような行事が行われているのかがわかるようになっています。 ナイス👍

■皆が参加できる「お堂巡り」(無料)

いただいた台紙に、それぞれのお堂に参拝しつつ御集印しますよ😁

「お堂巡り」御集印の台紙
”大日如来”のは「金堂・コンドウ」で
”不動明王”のは「明王殿・ミョウオウデン」で
”阿弥陀如来”のは「講堂・コウドウ」で
”弘法大師”「大師堂・ダイシドウ」で

「密厳堂・ミツゴンドウ」では、法話を拝聴し”興教大師”頂きました。

そして五つの”印”を集めると↓このようになり、

「お堂巡り」御集印するとこんな感じ↑
最後の”印”を押印して頂いたところで、”身代わり不動”の「身代わり札」を授与↓されます。
大きさがわかるようにご朱印帳の上に「身代わり札」を置いてみました

法話も拝聴でき、印も頂けて「ありがとうございます。」と言う思いでいっぱいになりましたよ

📗 名勝庭園と国宝長谷川等伯、久蔵の「桜図」「楓図」を拝見する

「講堂」では「講堂」前で御集印を頂き、講堂に上がり庭園を拝見いたしました。抹茶もいただけます(有料)。

名勝庭園









部屋の中の襖も豪華

中庭

中庭

長谷川等伯、久蔵の「楓図」「桜図」をみる

庭園を拝見した後に、収蔵庫へ行きました。
はじめて拝見した【長谷川等伯・久蔵(長男)】の「楓図」「桜図」には息をのみました。みるべきものだと思いました。


📗 アクセス

三十三間堂豊国神社京都国立博物館養源院』やハイアットリージェンシー京都などが近くにあります。

・市バス 206、207、208系統
「東山七条」もしくは「三十三間堂」下車すぐ

・京阪七条駅より徒歩約10分


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2019年7月6日土曜日

蓮の寺『法金剛院・ほうこんごういん』 │観蓮会(かんれんえ)7月6日(土)~28日(日)

関西花の寺25ヶ寺の13番霊場


JR嵯峨野線「花園駅」のすぐ近く、丸太町通に面して静かに佇む『法金剛院』。

【待賢門院(藤原 璋子・ふじわらのたまこ/しょうし)】が再興した「花の寺」。約90種の見事な”蓮・はす”が咲くことから「蓮の寺」とも呼ばれる。


20190706法金剛院


【白河法王】の【鳥羽天皇】の中宮にして【崇徳天皇】と【後白河天皇】の生母。【崇徳天皇】は【白河法王】との子と言われ・・・また、17歳年下の【西行】は【待賢門院】が忘れられず生涯を通して慕い続けたとか、

しかーし、流され続けたその激しい人生を この寺のどこにも私は感じる事が出来な無かった_| ̄|○
ただ、穏やかで美しいのみ・・・

私の目は節穴なのか!? それとも!?



📗 法金剛院『2019観蓮会・かんれんえ』へ行ってみた


■『法金剛院』庭園の見どころは、

極楽浄土に見立て造営された、池泉回遊式の「浄土庭園」であり、国の特別名勝に指定される見事な庭です。

「花の寺」とも「蓮の寺」ともいわれるこの庭園は、春の「待賢門院桜」をはじめ、一年中どの季節に訪れても美しい花が迎えてくれます。

もちろん「観蓮会」の季節は池を覆う蓮の見事さに、鉢に植えられた珍しい蓮たち、また、アジサイ、ヒオウギ、桔梗等も咲いています。梅雨のこの時期は苔も美しいです。

また「青女(せいじょ)の滝」と呼ばれる滝石組みは、同時期(平安末期)のもので現存する最大規模のものと言われていますので見逃さないでね。

「青女(せいじょ)の滝」の近くに【待賢門院堀川(待賢門院に仕えた人ですね)】の歌碑があります。
「長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は物こそ思へ」
百人一首80番の句ですね。ふーむと見ておきましょう。


■では、『法金剛院』の庭へレッツゴー!


JR「花園駅」を背に斜め左(西)前方に生垣が見える所。ここが『法金剛院』です。
本当に駅の近くなのです。
丸太町通に面した表門
表門前の”立て看板”に目を通し

門をくぐると、
左手に紫陽花が迎えてくれました。

次に全景図がありましたので、ざっくり全景を頭に入れ、進みます。
全景図
中門を入った所が受付です。

受付をすませ、期間限定のご朱印を頂き(書置きのみ)進みます。

庭の真ん中に”どん”と池があり、今は一面蓮の葉が覆います。

蓮の鉢も多く配されており、美しい蓮の花が咲いていました。






 紫陽花も終盤でしたが、美しく咲いていました。




 人を舐めきった鳩も散歩していましたよ。
この近距離でも飛びません。
雨が続いていましたので、苔は元気でした。



こちらが「青女の滝」↓


変わった蓮も見る事ができ、


「仏殿」「地蔵堂」へもお参りし、
心穏やかなひと時を過ごすことができました~💖


📗 『2019観蓮会・かんれんえ』7月6日(土)~7月28日(日)について


”蓮”の開花は午前中である為、この季節、早朝7:00より開門。11:00頃までが見ごろ。

■期間


期間:7月6日(土)~7月28日(日)

時間:7:00~15:30(閉門 16:00)

拝観料:500円(中高生300円)

■”蓮”




お寺で仏様が座っておられるのは”蓮華座”。
観音様は”蓮の花”を持ち、
極楽浄土には”蓮の花”が咲くと言う。

お盆の供え物は”蓮の葉”の上に、

”蓮は泥より出でて泥に染まらず”と、
 その凛とした美しさを讃えられる。
蓮は宗教に深く関わった花のようですね。

📗 『法金剛院・ほうこんごういん』基本情報

山号:五位山

宗派:律宗

開基:待賢門院(たいけんもんいん)

創建:1130大治5年


本尊:阿弥陀如来(重要文化財)

縁起:

平安時代初期、右大臣【清原夏野】の山荘を没後寺に改めた事にはじまり、1130大治5年【待賢門院】が再興し『法金剛院』と改めた。

荘厳な伽藍や美しい庭園に惹かれ天皇や上皇の行幸はもちろん【西行】をはじめ多くの文化人が訪れるサロンのような場所であったと言われています。

しかし、度重なる災害に見舞われ、本堂は1618元和4年に再建、寺領も減った。庭園は1970昭和45年に発掘され復元されたもの。



📗 アクセス

京都市右京区扇野町49
075-461-9428

JR嵯峨野線花園駅徒歩約3分。
市バス93系統「花園扇野町」下車すぐ。
P25台分あり。

📗 周辺記事

桂春院 (妙心寺塔頭) │ 6月の雨の日は苔と青もみじ