2019年6月11日火曜日

桂春院 (妙心寺塔頭) │ 6月の雨の日は苔と青もみじ

穴場です『桂春院・ケイシュンイン』

臨済宗妙心派 大本山妙心寺の塔頭寺院で、苔ともみじで有名なお寺です。
6月にはぴったりですね。

桂春院

「真如・清浄・侘・思惟」の四つの庭は国の名勝にも指定されている名庭ですが、アクセスがあまり良くなかったり、小さなお寺である為か、穴場なお寺なのです。
お抹茶も頂けますので、雨の日は、『桂春院』で自宅で過ごすようににまったりしっとり過ごしてみるのはいかがでしょうか。そうそう、ご朱印も素敵ですよ。
(参拝料400円/お抹茶菓子付400円)

📗 『桂春院』のみどころ

■江戸時代作庭の国の史跡名勝である四つの庭園

「清浄の庭」
入って最初に目にする坪庭です。(左写真)青竹が涼しげ井筒に力強い石組。
(右写真奥)花頭窓・カトウマドから奥の庭が覗きます。

「清浄の庭」を書院へ進むと現れるのが、
「侘の庭」
写真中央は「茶室 既白庵」に続く「梅軒門」。残念ながら「茶室 既白庵」は非公開

「梅軒門」の向こう側に緑深い庭が広がります、この庭が、
「思惟の庭」
「思惟の庭」には飛び石が飛んでいます。写真左上に見える屋根が上↑の写真に写る「梅軒門」の屋根になります。
四つ目の庭は、方丈南側に広がる↓
「真如の庭」
ツツジの刈込にもみじ等美しいお庭です。

桂春院「真如の庭」
真如の庭
また「真如の庭」は散策することができます。傘とつっかけが置かれています。
垣根の向こうの景色↓


   

■方丈の襖絵

【狩野山雪】(狩野山楽の弟子)による襖絵「金碧松三日月」
美しい襖絵ですが、写真NGなのです。

■色鮮やかなご朱印

ご朱印は受付時にお願いします。
”おばちゃりだー”帰りにご朱印帳を受け取り開いてみてびっくりしました。
綺麗・・・何だかうれしくなってしまいました。


📗 『桂春院』に行ってみて

参拝者が少ないため、ゆっくりお参りすることができます。お抹茶をお願いし、自宅に居るかのようにくつろいでお庭を眺めるのもよいのではないでしょうか。

また、『桂春院』の庭はとても素敵です。が、小さなお寺ですし、旅行等限られた時間の中となると『桂春院』だけを目指すよりは、他のお寺や神社と重ねてのお参りをおすすめします。


『法金剛院』と『妙心寺』をまわる

『法金剛院』と『妙心寺』及び『退蔵院』『大心院』等妙心寺塔頭、季節によれば塔頭『東林院』も特別公開を行っていますのであわせてのお参りも良いですね。

『龍安寺』とまわる

『龍安寺』からは徒歩圏です。『金閣寺』もしくは『仁和寺』などとあわせてのお参りも可能です。行きたいところや動線を吟味してコースを決めて下さいね。

『等持院』とあわせてまわる

嵐電「北野白梅町」駅から徒歩で『等持院』と『桂春院』をまわることができます。
『等持院』のお隣は門跡寺院『真如寺』です。特別公開の時は是非こちらもお忘れなく。




📗 『桂春院』基本情報

正式名称

臨済宗妙心寺派 大本山妙心寺塔頭 正法山『桂春院』

縁起・創建

創建:1598慶長3【津田秀則(織田信長の長男:織田信忠の次男)により『見性院』として創建される。

津田秀則】没後、美濃の豪族石河壱岐守貞政が父の菩提を弔うため、【桂南和尚】(石田光成の次男)を請じ、建物を整え両親の法名から二文字をとって『桂春院』と改めた。勧請開祖は桂南和尚】の師【心華霊明禅師】。


📗 アクセス

京都市右京区花園寺の中町11番地
075-463-6578

ー南門ー
JR嵯峨野線「花園駅」下車 徒歩5分
市バス91系統「妙心寺前」下車 徒歩4分 
京都バス62・63・65・66・67系統「妙心寺前」下車徒歩4分

ー北門ー
市バス26・8・10系統「妙心寺北門前」下車徒歩2分

『桂春院』は『妙心寺』境内の一番北東側にあります。
北総門(一条通)からですと、北総門を入らず東へ少し進むと↓のような「看板」が出ています。


『龍安寺』『等持院』からも徒歩圏内です。


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