2019年3月25日月曜日

『琵琶湖疎水』の『蹴上インクライン』

『蹴上(けあげ)のインクライン』と言えば”桜🌸”の名所


今ではフォトジェニックな”桜🌸”の名所として、国内外に知られるようになった場所❗
90本の”ソメイヨシノ”が線路の両側に植えられ、桜🌸のトンネルを歩けばもう夢心地。

蹴上インクライン

では、そもそも

📗『蹴上インクライン』とは何なんでしょう

『蹴上インクライン』『琵琶湖疎水(水路)』の一部分、傾斜鉄道の跡地の事です。

明治時代、東京遷都によってさびれた京都を復興させようと行われた事業の一つに、『琵琶湖疎水』事業がありました。



これは琵琶湖と京都を水路で結び、その水を灌漑用水や水力発電に、また、水路には船を通し物資運搬に利用するものでした。

しかし、船を通す場合どうしても自力で通ることのできない斜面があり、その斜面を船を運ぶ為にできたのがインクラインと言う傾斜鉄道です。

傾斜にレールを敷き、台車に船を載せて傾斜に敷かれたレールを動力で昇降させる仕組みをインクラインと言います。

前方右側に見える水色のものが台車です


船を載せた台車

滋賀県大津市、京阪電車『三井寺駅』近くの「琵琶湖」からはじまる『琵琶湖疎水』が、峠を越え、京都山科へ入り、毘沙門堂、御陵へと進み、第三トンネルをくぐると「蹴上」、インクラインのはじまりです。ここから琵琶湖疏水記念館前」までの短い区間が傾斜鉄道跡地『蹴上インクライン』です。
勾配15分の1(4°前後)を蹴上の水力発電所で作られた電力を利用し昇降させていました。

📗『蹴上インクライン』の歴史

1891明治24から1948昭和23まで使われていましたが、時代とともに舟の利用は大きく減少し運休となり、一度はレールも撤去されましたが、るも、として保存するため、
1977昭和52に産業の遺産として保存する為復元、
1996平成8には国の史跡に指定され、

周辺には桜が沢山あるため、今では国内外に知られる、桜🌸の観光スポットです。


📗『蹴上インクライン』の辺りって

まず、『蹴上インクライン』へのアクセスにおすすめするのは、『日向大神宮』の鳥居からのアクセスです。

市営地下鉄東西線『蹴上』1番出入り口左(山科方面)へ三条通り沿いに歩き『日向大神宮』の鳥居をくぐり少し階段を上ると”橋”の手前、左側が『蹴上インクライン』、真っすぐ行くと穴場『日向大神宮』です。

まっすぐ山を上っていくと、
”京都のお伊勢さん”と言われる『日向大神宮』
実は平安遷都以前から鎮座する静かな、懐深い神社で、神々しさを感じる場所です。実は大変広い為、時間がある時におすすめします。タイトなスケジュールではちょっとお参りにと言うのは難しいです。
『日向大神宮』関連記事



『日向大神宮』の鳥居をくぐり少し階段を上り”橋”の上から見る事ができるのが、

穴場「琵琶湖疎水の旧御所水道ポンプ室


『琵琶湖疎水』第三トンネル前の蹴上の船溜まりに立つネオ・ルネサンス様式のレンガで出来た建造物で、『赤坂離宮(赤坂迎賓館)』や『京都国立博物館』を設計した片山東熊設計の建築物。

緊急時に京都御所へ水を送る送水ポンプがある場所ですが、現在は使われていません。


レンガ造りの建物が「旧御所水道ポンプ室」
また、この「琵琶湖疎水の旧御所水道ポンプ室」の前は、「びわ湖疎水船」の乗り場になっています。

「びわ湖疎水船」

「蹴上」の乗下船場は旧御所水道ポンプ室」前
「びわ湖疎水船」が2019年は3月29日から11月末頃まで、毎日ではありませんが運行します。「びわ湖疎水船」に乗って大津三井寺へ行くこともできます。


乗下船場は「大津閘門前(琵琶湖)」「四宮船溜(山科)」「蹴上」の3か所、料金は時期や距離により異なりますので、ホームページで確認してね。インターネットからも予約できます。

びわ湖疏水船受付事務局/075-365-7768
京都市下京区河原町通松原上ル2丁目富永町338
京阪四条河原町ビル7階 JTB京都支店内


市営地下鉄東西線『蹴上』1番出入り口。
前の道は「三条通り」で、「三条通り」を挟んで反対側にも駅の入り口があり、
こちらには大きなコンクリートの建物と山?があります。
こちらは、

京都市上下水道局『蹴上浄水場

京都市に5つある浄水場の一つです。写真左側の緑は、”つつじ”です。
4800本のつつじが山の斜面一面に植えられています。


「蹴上駅」のあたりは↓こんな感じ。

つつじの咲く季節には一般公開されており、今年は、
見学会:2019年4月24日(水)
一般公開:2019年5月3日(金・祝)~5日(日・祝)
9時~16時(入場は午後15時30分)
となっています。
詳細は4月以降にホームページでお知らせがあるようです。
京都市東山区粟田口華頂町3

また、
市営地下鉄東西線『蹴上』1番出入り口「三条通り」から『琵琶湖疎水(インクライン)』沿いを「仁王門通り」へと進むと、

『琵琶湖疏水記念館』
があります。『琵琶湖疎水』に興味がある方は、今年は開館30周年記念でリニューアルオープンしていますので、お見のがしなく。


京都市左京区南禅寺草川町17
075-752-2530/入館料無料/休館日:毎週月曜日

そして『琵琶湖疎水記念館』の「仁王門通り」を挟んだ反対側あるのは

『無鄰菴・むりんあん』

長州藩士であり明治時代には総理大臣を務めた【山縣有朋・やまがたありとも】の別邸で、名庭と言われる庭は『琵琶湖疎水』を引き込み【山縣有朋の指示で、【七代目小川治兵衛】が作庭した庭です。現在は京都市が管理しています。

ちょっとわかりにくい場所にある為か、なぜか見逃されがちな『無鄰菴』。是非観光リストに加えて下さい。すぐ隣には老舗料亭『瓢亭』もありますよ。


無鄰菴

京都市左京区南禅寺草川町31番地
075-771-3909


では、今度は『南禅寺』へ、

『南禅寺』へは市営地下鉄東西線『蹴上』1番出入り口から右へ(おそらく)最初のトンネル。雄觀奇想・ゆうかんきそう」のと書かれた扁額(陶板)と、トンネルの中、レンガがねじれているのが確認できれば、このトンネルです。
(※雄觀奇想とは見事な眺めとすぐれた考えである)

ちなみに、このようなねじれたトンネルの事を”ねじりまんぽ”と言うそうで、強度を持たせる為にこのように積むのだそうです。日本中にいくつもあるのだそうです。

この”ねじりまんぽ”のトンネルにつながる道から『南禅寺』へ向かいます。
”ねじりまんぽ”をくぐった所から『蹴上インクライン』へ上がる事もできます。

『臨済宗南禅寺派総本山 南禅寺』


『南禅寺』へのアクセス方法は多々ありますが、『蹴上インクライン』からの場合には”ねじりまんぽ”からのアクセスがおすすめです。
『南禅寺』へはこのトンネルに繋がる道を進んでね。





『琵琶湖疎水』の水路の淵を辿っても、『南禅寺』の「水路閣」へ辿りつきますが、こちらは道では無く、水路の淵なので歩きにくく水路に落ちる危険も伴うため、おすすめしません。

『蹴上インクライン』へ行かれるかたは、ほぼほぼ『南禅寺』もセットでまわられます。

『南禅寺』は歌舞伎『楼門五三桐』での【石川五右衛門】の「絶景かな絶景かな・・・」で知られる”山門”やドラマ、サスペンスでおなじみ”水路閣”、”春の桜”に”秋のもみじ”でも有名ですが、【小堀遠州】作の『方丈庭園』に塔頭『金地院』の「鶴亀の庭」、また、少し穴場なのは塔頭『天授庵』で、「枯山水庭園」と「池泉回遊式庭園」も素敵です。

『南禅寺』
京都市左京区南禅寺福地町
 075-771-0365

📗『蹴上インクライン』おすすめの季節は

『蹴上インクライン』を中心に考えると、やはりおすすめの季節は”春”桜の季節です
『蹴上インクライン』の桜のトンネルは、一生忘れらない桜の景色の一つです。

それ以外の季節は『蹴上インクライン』がメインになる事は少ないですが、周辺の観光に合わせて、『蹴上インクライン』の上も歩いてみるのもよいのではと思います。

桜の季節以外は大変穴場となっています!
景色も公園もありますので、実はちょっとおすすめです。

あ、しかし『琵琶湖疎水』に興味のあるかたには外せない場所だと思います。
だって『蹴上インクライン』横の公園には『琵琶湖疎水』の工事責任者【田邊朔郎・たなべさくろう】の銅像がありますから💖

0 件のコメント:

コメントを投稿

ありがとうございます!