『泉涌寺』の「泉山七福神巡り」へ行って来た
毎年成人式の日に行われる「泉山七福神巡り」、
年々参拝者が多くなってきているんだとか、
福笹!完成! |
特に今年2020年は、令和はじめての「泉山七福神巡り」。
新元号となり、皇室に縁の深い寺として、とり上げられる事の多かった『泉涌寺』。参拝者の少ないわけもなく・・・
8時からと聞いていて、ほぼ8時に到着したが、既に始まっていた。
午後はどんなに混んだんだろう・・・
そもそも「泉山七福神巡り」って
泉山とは
”泉山”とは『泉涌寺』の山号。
ここで言う”泉山”とは『泉涌寺』の”山内寺院・さんないじいん”「別院」や「塔頭」の九寺のことだと思います。
七福神とは
七福神とは、福をもたらす「恵比寿神」「大黒天」「毘沙門天」「弁財天」「福禄寿」「寿老人」「布袋尊」の総称です。
これらの神様は、いろいろなお寺や神社に祀られています。
七福神巡りとは
”七福神”の祀られている寺社を巡り参拝することです。
日本中に「〇〇七福神」と言う寺社のセットのようなものがありますので、
その寺社を参拝します。
七福神の寺社を参拝すると「七難即滅、七福即生」と言って、”七つ災いが祓われ””七つの福を授かる”と言われ、七福神信仰は、京都で室町末期の頃にはじまり、江戸初期には今のような形になっていたようです。
京都では「都七福神」が最も有名で、東京には「谷中七福神」とか「隅田川七福神」などがありますし、各地でさかんに「七福神巡り」が行われいます。
「七福神巡り」で特にご利益があると言われるのが、神様をお迎えしている松の内の間に行う「七福神巡り」です。京都では、お正月にバスを仕立てて1日で「都七福神を巡る」ツアーもあるくらいです。
日本中に「〇〇七福神」と言う寺社のセットのようなものがありますので、
その寺社を参拝します。
七福神の寺社を参拝すると「七難即滅、七福即生」と言って、”七つ災いが祓われ””七つの福を授かる”と言われ、七福神信仰は、京都で室町末期の頃にはじまり、江戸初期には今のような形になっていたようです。
京都では「都七福神」が最も有名で、東京には「谷中七福神」とか「隅田川七福神」などがありますし、各地でさかんに「七福神巡り」が行われいます。
「七福神巡り」で特にご利益があると言われるのが、神様をお迎えしている松の内の間に行う「七福神巡り」です。京都では、お正月にバスを仕立てて1日で「都七福神を巡る」ツアーもあるくらいです。
泉山七福神巡りとは
「泉山七福神巡り」とは、泉涌寺山内に祀られている
七福神を祀る七寺 +(と) 番外二寺 =(で) 九寺(です。)
を参拝するものです。
この日は、九寺とも、参拝料は無料ですよ。嬉しい!
(特別拝観部分は有料)
この日は、九寺とも、参拝料は無料ですよ。嬉しい!
(特別拝観部分は有料)
1951昭和26年にはじまりまったもの(wikiより)で、毎年成人の日に行われています。
順番に沿ってまわりますよ。
1.『即成院』福禄寿:財運招福、延命長寿、立身出世、招徳人望
2.『戒光寺』弁財天: 恋愛成就、学徳成就、諸芸上達、福徳施与
番外.『新善光寺』愛染明王:恋愛成就・染物業者の守神
3.『今熊野観音寺』恵比寿神:商売繁盛、除災招福、五穀豊穣、大魚守護
4.『来迎院』布袋尊:千客万来、家運隆盛、家庭円満、商売繁盛
番外.『泉涌寺楊貴妃観音堂』楊貴妃観音:良縁、諸願成就
番外.『泉涌寺楊貴妃観音堂』楊貴妃観音:良縁、諸願成就
5.『雲龍院』大黒天:五穀豊穣、子孫愛育、出世開運、商売繁盛
6.『悲田院』毘沙門天:武道成就、降魔厄除、家内安全、夫婦和合
7.『法音院』寿老人:幸福長寿、家庭円満、延命長寿、福徳智慧
です。
参拝の証に、福笹に、吉兆(福笹の飾り)を飾りながら(有償)巡ったり、
ご朱印を頂きながら巡ったりします。七福神専用の色紙なども用意されていますよ。
もちろんお参りするだけでもOKだと思いますよ!
では、早速「泉山七福神巡り」へLET’S GO!!
「泉山七福神巡り」へLET’S GO!!
泉涌寺へ
坂だとわかっていても、”ちゃりんこ”ですよ~。
遠いんですけどね、正月食べ過ぎましたのでね、運動しなくては・・・
おかげで冬なのに、汗掻いちゃいましたよ。
体重も減っていると良いのですが・・・
『泉涌寺』総門に到着したら、自転車を停めます。
体重も減っていると良いのですが・・・
『泉涌寺』総門に到着したら、自転車を停めます。
では早速、一番『即成院』へ、参りましょう!
一番.即成院・そくじょういん(福禄寿:財運招福、延命長寿、立身出世、招徳人望)
紅いぴらぴらを頂き、
”福笹授与所”で”福笹”を頂き、赤いぴらぴらは、自分で好きな位置に取り付けます。
古い”福笹”の納所もちゃんとありますよ!
最初の吉兆です。300円、500円・・・とあります。↓は300円のもの。
欲しい吉兆を伝えると、係の人が笹に取り付けてくれます。
もちろん、お参りして、
順路に従って次へ向います。
”福笹授与所”で”福笹”を頂き、赤いぴらぴらは、自分で好きな位置に取り付けます。
古い”福笹”の納所もちゃんとありますよ!
最初の吉兆です。300円、500円・・・とあります。↓は300円のもの。
欲しい吉兆を伝えると、係の人が笹に取り付けてくれます。
もちろん、お参りして、
順路に従って次へ向います。
2番.戒光寺(弁財天:恋愛成就、学徳成就、諸芸上達、福徳施与)
『戒光寺』では、まず”弁財天さま”にお参りして、
”吉兆”をもとめ、
本堂で、「丈六さん」と呼ばれる、身の丈約5.4m、台座から光背部を入れると約10mのご本尊の[釈迦如来立像(重文)]さまにお参りします。
こちらのご本尊様は、仏師【運慶】【湛慶】父子の合作で、【第108代後水尾天皇】が皇太子時に、お釈迦様が身代わりとなって刃を受けられました。その時の傷が、首に残る血の跡です。この事から身代わりの「丈六さん」と言われ人々から篤い信仰をうけています。ありがたや~。
本堂を出ると・・・
おー、”あずきがゆ”が、先着3000名ってやつですね、
もちろん、いただきます。
たっぷり入っていました。味が薄味なので最後までおいしく頂けました。まだまだ先は長いですよ、次へ向います。
弁財天 |
吉兆メニュー表 |
こちらのご本尊様は、仏師【運慶】【湛慶】父子の合作で、【第108代後水尾天皇】が皇太子時に、お釈迦様が身代わりとなって刃を受けられました。その時の傷が、首に残る血の跡です。この事から身代わりの「丈六さん」と言われ人々から篤い信仰をうけています。ありがたや~。
本堂を出ると・・・
おー、”あずきがゆ”が、先着3000名ってやつですね、
もちろん、いただきます。
たっぷり入っていました。味が薄味なので最後までおいしく頂けました。まだまだ先は長いですよ、次へ向います。
番外.新善光寺(愛染明王:恋愛成就・染物業者の守神)
信州信濃『善光寺』本尊の分身として造られた[阿弥陀如来立像]を本尊としています。
門をくぐりまず目に入って来るのは、美しい庭、⇓
門をくぐりまず目に入って来るのは、美しい庭、⇓
”吉兆(飾り)”を付けていただき、
”愛染明王”さまへと歩を進めると、深く美しい苔が、
東山の麓も湿気が多く苔の美しいお庭が多いです。
池には多くの”錦鯉”ちゃんが(”おばちゃりだー”の趣味は鯉の餌やり)
”錦鯉”ちゃんに後ろ髪をひかれましたが、ゆっくりしてはいられません。
先へ進みます。
3番.今熊野観音寺(恵比寿神:商売繁盛、除災招福、五穀豊穣、大魚守護)
頭の観音さんとして知られる『今熊野観音寺』ですが、今日は”恵比寿さま”へのお参りですぞちなみに、こちらのお寺へは年に何度か訪れます。
なぜって、好きだから、友人が来ている時にも来ます。
なぜだかほっとするんですよね、「ぼけ封じ」は、喜ばれるし、
拝観料無料で、広くて美しくて人は途絶えることはあり混雑はしておらず、駐車しやすいし、素敵なお寺ですし、「西国三十三ヶ所観音霊場の第十五番札所」「洛陽三十三所観音霊場の第十九番札所」「神仏霊場会の122番(京都42番)霊場」でもあるんです。
今日のメインは「えびす神」です。お参りし、
「吉兆(福笹の飾り・有料)」をつけて頂き
本日は”こぶ茶(数量3000)”のお接待へ、
もしかして【弘法大師】の霊水と言われる”五智水”???なのか? だといいな~
<関連記事↓>
さあ、次、第四番『来迎院』へ向かいます。
4番.来迎院・らいごういん(布袋尊:千客万来、家運隆盛、家庭円満、商売繁盛)
笹に覆われた小路を進むと、
来迎院が見えて来ます。
「秋の紅葉」、【弘法大師】が独鈷(とっこ)という仏具で掘り当てられたという諸病治癒の「独鈷水」、赤穂義士【大石義雄】建立の茶室「含翠軒・がんすいけん」等で有名なお寺です。
「吉兆(福笹の飾り)」をもとめ、
「布袋さま」にお参りし、
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次は番外『泉涌寺』です。
番外.泉涌寺『楊貴妃観音堂』(楊貴妃観音:美人祈願・良縁祈願・諸願成就)
『泉涌寺』は皇室との関係が深く御寺・みてらと呼ばれるお寺。
中国の【玄宗皇帝】が【楊貴妃】を偲び造らせたと言われる、重要文化財の美しく豪華できらびやかな[楊貴妃観音 像]で有名なお寺です。が、
昨年2019年は、改元に伴い、皇室の行事として、上皇ご夫妻も、天皇皇后両陛下も『泉涌寺』に隣接する「月の輪陵」の『孝明天皇陵』(明治天皇のお父様のお墓)へご報告の為、泉涌寺へ来られていました。
テレビでも、『泉涌寺』が取り上げられる事が例年より多かったと思います。
今日の「泉山七福神巡り」では『楊貴妃観音堂』へ参拝します。
『泉涌寺・せんにゅうじ』は大門からではなく、横?裏?の門から入るような感じになります。【121代 孝明天皇】の陵のある「月輪陵墓・つきのわりょうぼ」へ向かう道です。
横(裏)入口とその向こうに佛殿 |
『楊貴妃観音堂』へは、入ってずっと左側へ、ゆるやかな坂を大門へ向かいます。が、その前に、入った正面の重要文化財の[仏殿]↑へ、
ここには、【運慶】作と伝わる[阿弥陀如来像][釈迦如来像][弥勒菩薩像]の三尊仏や、見えにくいですが、【狩野探幽】のものと伝わる、天井画の[龍の図]と仏殿裏の大きな[白衣(びゃくえ)観音図]もありますので、お参りします。
※舎利殿の【狩野山雪】の「鳴き龍図」は有名ですが、非公開。
[仏殿]へお参りしたあとは、大門に向かってじゃりじゃりと坂をのぼり、大門前を右へ、
『楊貴妃観音堂』です。
「吉兆」を頂いて、お参りし、[楊貴妃観音]さまを拝見。
宝冠が素晴らしく、色とりどりで、美しい観音さまです。
「美しく・・・」とは申しませんが、「あやかって、一つでも若く見えますように・・・」とお祈りし、
第五番.『雲竜院』を目指します。大門は出ず、大門をはさんで『楊貴妃観音堂』と反対側の道を進みます。 ↓
”天茶接待所”の看板が気になりますが、
『雲龍院』の後で立ち寄ります。
5番.雲龍院(大黒天:五穀豊穣、子孫愛育、出世開運、商売繁盛)
『雲龍院』は、2019年にも再放送されていた、NHKプレミアム「京都人の密かな愉しみ・秋」「縁結び編:私の大国さん」の舞台となったお寺なので、覚えてらっしゃる方も多いんじゃないでしょうか。
こちらは[走り大黒天]さまで知られるお寺です。
嬉しくて、見せびらかすべく家に持って帰ったら、食べられてしましました💧
この後、「天茶接待所」へ、
お手洗いもありましたよ。
※天茶とは、甘茶の事で、
お手洗いもありましたよ。
※天茶とは、甘茶の事で、
額あじさいそっくりの”甘茶”と言う花のお茶で、後味がしびれるように甘いんです。
4月8日のお釈迦様の誕生日には、いろいろなお寺で「花まつり」「灌仏会」が行われ、花で飾られたお釈迦様の像に“甘茶”をかけたりします。
4月8日のお釈迦様の誕生日には、いろいろなお寺で「花まつり」「灌仏会」が行われ、花で飾られたお釈迦様の像に“甘茶”をかけたりします。
”天茶”をたっぷり頂き、お釈迦様の像に甘茶をかけて、
先へ、
第六番 悲田院へ進みます。
6番.悲田院(毘沙門天:武道成就、降魔厄除、家内安全、夫婦和合)
『悲田院・ひでんいん』は【聖徳太子】が身寄りのないお年寄りやみなし子等を収容する施設として造られたのが始まりと言われているお寺です。
大変見晴らしがよく、京都の市街地が一望できます。
「毘沙門天」さまへお参りし、
「吉兆」をいただきます。
さあ、いよいよ最後、第七番『法音院』です😤
7番.法音院(寿老人:幸福長寿、家庭円満、延命長寿、福徳智慧)
洛陽三十三観音霊場、第25番札所でもある。
本尊の観音さまは少し珍しい「不空羂索観音立像」です。
そして「寿老人」のお寺としても知られており、「寿老人」が鹿を従えておられた事から、
『寿老人堂』の横に”鹿”さんが、
そして『春日明神』のお使いも”鹿”であることから、
親子鹿がお堂を守っているようです。
もちろんこちらでも、お参りし、「吉兆」をつけて頂き、
所在地・アクセス
所在地
アクセス
市バス「泉涌寺道」徒歩約15分
JR「東福寺駅」徒歩約20分
http://www.mitera.org/promotion/1/blog_detail.html?key=entry&value=46
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