2019年12月9日月曜日

12月9・10日は鳴滝の”大根(だいこ)焚き” │ 『法輪山 了徳寺・りょうとくじ』

通称『大根焚寺』と言われる鳴滝(なるたき)『了徳寺』の”大根焚き”💖


12月7・8日に行われる『千本釈迦堂』”大根焚き”が終わると、
次の日からは、鳴滝『大根焚寺(了徳寺)』報恩講” 大根焚き”が行われます😅



「中風除け」のご利益を求めて多くの方々が参拝されます❗

『大根焚寺(了徳寺)』の”大根焚き”って

📗 『千本釈迦堂』の”大根焚き”と同じようなもの?


『千本釈迦堂』の”大根焚き”と同じかって?ん~、「違います!」
”大根焚きをいただく””ご利益がある”ってところは同じですが、
「違います!」

『千本釈迦堂』の”大根焚き”は「【お釈迦様】が悟りを開いた日に行われる、痛風除け・諸病除け・健康増進等を祈願する大根焚き。」です。
それに対して『了徳寺』の”大根焚き”は、


📗 毎年12月9・10日に行われる


この日は、『了徳寺』の報恩講(【親鸞聖人】の祥月命日の頃に行われる法要)の日にあたります。

📗 由来は?


1254建長4、【親鸞聖人】は【法然上人】の遺跡を尋ね、愛宕山中の『月輪寺』へ行かれ、その帰りに鳴滝でお念仏の教えを説かれた時の事。

教えに感銘を受けた村人たちは、そのお礼にと「塩味の大根焚き」を焚いてもてなしました。【親鸞聖人】はたいそう喜ばれ、”すすきの穂の束”と鍋の残り”煤”で「十字名号(帰命尽十方無碍光如来・きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」を書き残されました。

この事から、毎年、12月9日と10日の報恩講「大根焚」が行われるようになりました。

📗 ご利益は


いつのころからか、「”大根焚き”を食べると中風にならない」と言われます。

(wikiより抜粋:中風とは・・・脳血管障害(脳卒中)の後遺症偏風)である半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺などを指す言葉として用いられている。中気、卒中また俗に「よいよい」ともいう。



『了徳寺』の”大根焚き”に行ってみた



📗 『了徳寺』へ


『了徳寺』へ行く道は狭いですぅ~。
『了徳寺』の入り口はこんな感じ。


📗 ”大根焚き”をいただく



入ると、正面が本堂、
左手で”大根焚き”の券が売られています。
 

”ご朱印”は売り場の一番右側ですよ~
”大根焚き”の券を購入したら本堂に上がります。

正面がご本尊の[阿弥陀如来像]
(【聖徳太子】が桂の木を彫って造り、応仁の乱後、安置されたと伝わる)

右側が【湛慶・たんけい】作[親鸞聖人坐像]、
左側は「十字名号(帰命尽十方無碍光如来・きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」です。

お参りをすませたら、

低い長机がいくつも置かれていますので、
空いている席に着き、券を机の上に置きます。↓券は真ん中の小さいものです。

すると、”大根焚き”と交換してくれます。


大根は甘くありません。
対してお揚げさんは甘くとてもバランスがよく、おいしかったです。



📗 境内の様子


”大根焚き”を頂いて、裏庭から出ました。
ぐるっと表にまわると、

青首大根が置かれていたり

切られたものが水に浸かっていたり




大鍋でぐつぐつ焚かれていたり~

因みに、これらの大根は、
京都府亀岡市篠町から、前日早朝に掘り出されるそうです。
毎年焚かれる大根は、3,000本だそうです。

本堂の前には[親鸞聖人像]

本堂の左横には[すすき塚]


小さなお寺ですが、たくさんの人がお参りに来ていました。
お参りにいった時はちょうど法要の最中で、法要後、法話も聴かせていただきありがたい気持ちでお寺をあとにしました~


”大根焚”の行われる『了徳寺』って

📗こんなお寺


正式名称法輪山 了徳寺

「真宗大谷派」のお寺。通称「大根焚寺」。

創建は、1252建長4、開基は【正西法師】

御本尊は、阿弥陀如来。
(【聖徳太子】が桂の木を彫って造り、応仁の乱後、安置されたと伝わる)

また、【湛慶・たんけい】作[親鸞聖人坐像]がご本尊隣に、

境内の外には[親鸞聖人像]もあります。


参拝とアクセス

📗 所在地

法輪山 了徳寺
京都市右京区鳴滝本町83
075-463-0714

📗 交通案内

市バス「鳴滝本町」徒歩約5分
嵐電「宇多野」駅徒歩約10分

※駐車場有:無料(バス6台、乗用車25台)


📗 近隣観光名所

バスもしくは嵐電で、世界遺産『仁和寺』『龍安寺』『金閣寺』へアクセス可能。近いです。嵐電の場合、『金閣寺』のみ駅から少し歩きます15分位?


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