2019年4月1日月曜日

京都のおとうふ屋さんー『平野屋?平野とうふ?丸平商店?』中京区

姉小路通麩屋町北西角、
昔からここにある「おとうふ屋さん」

平野とうふ 京都

豆腐のパッケージには『平野屋』
人に聞くと『平野とうふ』
お店に書かれている文字も『平野とうふ』
保健所への届け出は『丸平商店』

・・・まあ、いっか、
「姉小路通麩屋町北西角のおいしい豆腐屋さん。」
平野とうふ 京都


📗『平野とうふ』はこんなお店


『平野とうふ』は明治39年1906年の創業。
約110年間変わらずこの場所にある「おとうふ屋」さんです。
現在のご主人は三代目。奥様とお店を守られています。

にがりを使用した昔ながらの作り方で、
京都のおいしい水をふんだんに使い、
丁寧に作られている事はもちろん、

京都を代表する「俵屋旅館」「炭屋旅館」「柊家旅館」で使われ、
おだしの専門店「うね乃」のうどん店「うね乃」でも揚げが使用され、
戦後【吉田茂(首相)】の側近としてGHQとわたりあった【白洲次郎(白洲正子の夫)】が唯一食べた豆腐であった事などでも有名です。

ただ、デパート(大丸・高島屋・伊勢丹)にはおそらく出ていない為、観光に来た方にはあまり知られていません。
知っていれば京都通!ですね!

📗お店のある場所や佇まい


最初に書いてしまいましたが、「姉小路通麩屋町北西角」に在ります。

もっとざっくり言うと、
「寺町通り」の鳩居堂の角を西へ二筋入ったところで、
「俵屋旅館」「炭屋旅館」「柊家旅館」の有名旅館のすぐ近くにあります。
駅では市営地下鉄「京都市役所前」からもほど近いです。

このあたりは、おしゃれなお店が点在し目を惹く京都の中心地でもありますが、
『平野とうふ』店さんに出会うと、この町に人の営みがある事を気づかせてくれるそんな佇まいのお店です。

午前中などお店に行くと、入ったとたんに”水音”が、いくつもの蛇口から出る井戸水に京都の地下水の豊富さ、豆腐の確かさを感じます。

また、水が石敷きの床を流れ行く様子には、創業の古さを感じさせます。

石敷きの床って薄いとすぐ割れるので分厚くないとだめらしく、古いお店でないとなかなか見る事ができないみたいです。老舗の証ですね。
(このお話は以前『入山豆腐』のご主人から教わりました)


あ、マークっていうんでしょうか、かわいいです





📗売られているもの



「絹ごし豆腐」は夏場だけです。
「豆乳」もあります。
「おから(卯の花)」は売り切れている事もあります。
「あつあげ」は朝早すぎるとこれから揚げるって事もありますので注意!

「白豆腐(もめん)」が一般的なんですが、これが、普通の「もめん豆腐」と思ったら大間違い。溶けるようなお豆腐なのです。「僕、おいしいお水で出来てますよ~」ってお豆腐が言っている感じのとろけると言うか、ほどけると言うか、そんなお豆腐なのです。

「油揚げ」は焼いて食べるとおいしいのはもちろんなんですが、私は我慢できず焼く前の「油揚げ」をそのまま数切れ食べることがあります。なんと言うか、油でしょうかね、おいしいんです。

是非是非お試しください。




📗お店の基本情報


『平野とうふ』
京都市中京区姉小路通麩屋町角 
9:30~19:00 日曜休
075-221-1646

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