上賀茂神社の境内摂社
「大田神社」へカキツバタを観に行って来た
毎年新緑のこの時期に、「大田神社」のカキツバタは見頃を迎えます。
📘「大田神社」のカキツバタ
天然記念物だぞ「大田ノ沢のカキツバタ群落」
「大田の沢」や「深泥池・みぞろがいけ」は、京都盆地が大大大昔、湖であったことの名残りと言われており、新緑の頃に見頃を迎える自生の「カキツバタ」とともに、
1939昭和14 国の天然記念物として「大田ノ沢のカキツバタ群落」が登録されました。
昔から「大田の沢」には、手を入れると手が腐ると言うような言い伝えがあり、この事も昔の姿を留めるのに幸いしたのでしょうね。
そして天然記念物であるだけでなく
愛知県刈谷市井ヶ谷町の「小堤西池」、鳥取県岩美町唐川にある「唐川湿原」とともに「日本三大カキツバタ自生地」と言われているのでした~。
平安時代には既に「カキツバタ」の名所だった「大田の沢」
「神山や大田の沢のカキツバタ ふかきたのみは 色に見ゆらむ」
意味:上賀茂神社の御降臨山である神山(コウヤマ)の近くの大田の沢のカキツバタに、深くお願いする恋は、かきつばたの色のように一途で美しいのでしょうか。
💙江戸時代の画家【尾形光琳】が描いた 国宝『燕子花(かきつばた)図』
この絵は「大田の沢のカキツバタ」をモチーフに書かれたとも言われています。
『燕子花(かきつばた)図』ぽく仕上げてみました↓
📘「大田神社」は世界遺産「上賀茂神社」の境外摂社
古くは「恩多社(おんたしゃ)」とも呼ばれ、「上賀茂神社」を東へ5~8分ほど歩いた場所にあります。
創建年は不詳ですが、一説には賀茂最古の社とも言われる神社で、賀茂一族が移住してくる以前から、五穀豊穣を願って祀られた社であり、このあたりでは一番古い社とも言われています。
ご祭神は【天鈿女命・あめのうずめのみこと】です
ご利益は、「長寿」「災除」「芸能上達」「縁結び」
小さいけれど、あまり知られていないけれど、
「大田神社」は大変由緒正しい神社なのでありました。
大田神社(おおたじんじゃ)「大田神社」へのアクセス
北区上賀茂本山340
075-781-0907
市営地下鉄「北山駅」タクシー約5分市バス「上賀茂神社前」徒歩約10分
「上賀茂神社」から東へ、社家町を抜けてそのまま進むと「大田神社」の看板があります。歩いて5分から10分位です。社家町の風情を楽しみながら歩いて下さいね。
すぐきで有名な「成田屋」もありますので、おつけもののおみやげを買うついでにちょっと一休み。ってのもおすすめです。
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