正式名称『家隆山 光明遍照院石像寺・カリュウザン コウミョウヘンショウジ シャクジョウジ』
『釘抜地蔵💜・クギヌキジゾウ』は千本今出川を少し上がった場所にあります。小さなお寺ですのでこちらにだけ立寄ると言うのはちょっともったいないかも知れません。
”おばチャリダー”お薦め観光コースとしては、
まず午前中に『北野天満宮』の御土居の紅葉を堪能し、京都最古の花街『上七軒』を通り抜け、『千本釈迦堂』で"お亀"さんに挨拶し”ぼけ封じ”を祈念して、京つけもの処『近為』本店の”お茶漬け席”をいただいて、『釘抜地蔵💜・クギヌキジゾウ』にお参りします。その後は『五辻の昆布』で若いお姉さんお兄さんに優しく接客をしてもらいながら「ハート💗昆布」等々のお土産を購入するコースです。
では『釘抜地蔵💜・クギヌキジゾウ』についてご紹介😀
入口が少しわかり難いので見逃さないように注意が必要ですぞ。
境内に入ると左手に床几(ショウギ)があり、その上に夏は「うちわ」と「ウォーターサーバー」と「ゆのみ」が置かれています。
正式名称『家隆山 光明遍照院石像寺・カリュウザン コウミョウヘンショウジ シャクジョウジ』が
『苦抜地蔵・クヌキジゾウ』とか『釘抜地蔵・クギヌキジゾウ』と呼ばれる理由💦
ここ『正式名称『家隆山 光明遍照院石像寺・カリュウザン コウミョウヘンショウジ シャクジョウジ』は819年(弘仁10年)に【弘法大師 空海】が創建した古寺なのです。
そしてこちらのお寺が『苦抜地蔵・クヌキジゾウ』とか『釘抜地蔵・クギヌキジゾウ』と呼ばれるになった理由👂
この寺の本尊”地蔵菩薩”は【空海】が唐から持ち帰った石を自ら刻んだものです。この地蔵菩薩に「人々を苦しみから救う事、人々の苦しみを抜く事。」を祈願した事から『苦抜地蔵(くぬきじぞう)』と言われるようになりました。
その後、室町後期の豪商【紀伊国屋道林(きのくにや どうりん)】が、両手を激しい痛みにおそわれ、手を尽くして治療するもよくならず、その頃評判だった『苦抜地蔵(くぬきじぞう)』にお願いしてみようと言う事になり、7日間の願掛けをしたところ、夢の中に『地蔵菩薩』が現れ「お前の苦しみの原因は、前世で人を呪い、人形に八寸釘を打った事が原因だ。」とその人形に刺さる八寸釘を抜き取って下さいました。
すると夢から覚めた【紀伊国屋道林】の両手からは痛みが消えていました。【紀伊国屋道林】は感謝しお礼参りに参拝したところ、『地蔵菩薩』の前に夢の中で人形に刺さっていた”2本の血の付いた八寸釘”と”釘抜”が置かれていたそうです。この話から『苦抜地蔵(くぬきじぞう)』が『釘抜地蔵』とも言われるようになったそうです。
今も『苦抜』に訪れる方が絶えることはありません。
心やからだの痛みを抜くために訪れられ、歳の数だけの竹の棒を持ち「お百度参り(百周ではない)」を行われる方もいらっしゃいます。
本堂の壁面には、願掛けが成就された方々がお礼に奉納された「八寸釘と釘抜が付いた絵馬」💦で本堂の外壁面はびっしり覆われています。白木の絵馬をみつけると、この方の苦は最近抜けたんだなあと、何か感慨深い感じがします。
その他にも【弘法大師 空海】三井の一つである「加持水」、こちらにお住まいだったとされる【藤原定家・家隆】の墓、重要文化財に指定されている”石像弥陀三尊像”もございます。
あ、念のため『釘抜地蔵』は、お百度参りでなくても、気楽に立ちよってお参りいただけるお寺でございます。
家隆山 光明遍照院石像寺『釘抜地蔵💜・クギヌキジゾウ』
上京区千本通上立売上ル花車町503/075-414-2233
京つけもの処『近為』
〒602-8475 上京区千本通五辻上ル牡丹鉾町576/075-461-4072
営業時間 9:30~17:30
販売:年中無休(但し年始を除く) / お茶漬け席:12月1日~新年1月6日の間は休業
千本今出川停留所下車北へ徒歩5分
営業時間 9:30~17:30
販売:年中無休(但し年始を除く) / お茶漬け席:12月1日~新年1月6日の間は休業
千本今出川停留所下車北へ徒歩5分
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