2019年10月28日月曜日

『2019 時代祭』|圧巻の時代行列にため息する

秋のはじめは『時代祭』

秋の風物詩である『時代祭』。このお祭りが終わると、京都はいよいよ紅葉シーズンのはじまりです。

見所は何といっても、『維新勤皇隊列』から『弓箭組』までの、約2000名、約2㎞にわたる”時代行列”が見ものです。
”時代行列”に使用される衣裳や祭具は、時代考証をもとに作られた"本物🌟"なので、いちいち驚きながら見物です。
行列は”明治維新時代”から”平安京”へと遡ります。


🌍『時代祭』って


いつ行われる


毎年1本来は10月22日『鞍馬の火祭(夜)』と同日に行われるお祭りです。雨の場合は順延されます。
ただし、2019年は例外で、『即位の礼』と重なっ為、日程を10月26日に変更されました。
行列は京都御所建礼門前を12:00に出発し、平安神宮までを行進します。


どのような祭

『平安神宮』の創建と平安遷都1100年紀念祭を奉祝する行事として、明治28年に始まりました。
『葵祭』『祇園祭』とともに京都三大祭の1つであり、『平安神宮』のお祭りです。【桓武天皇】【孝明天皇】の御霊代を鳳輦に移し行われる『神幸祭』『行在所祭・あんざいしょさい』『還幸祭』が本来は中心なのですが、行列が有名ですよね~。


🌍 2019『時代祭』に行って来た


📌11:00御苑到着

行列は12:00からでしたが、”おばちゃりだー”が中立売休憩所前の駐輪場に到着したのは、大体1時間前でした。
すでに京都御苑内は、行列に参加する人達と、見学に来た人たちでいっぱいでしたが、

なんだかほのぼのとした空間でした。




場所どりは既にはじまっていました。有償観覧席もたくさんありますよ。

あまり良い場所はゲットできませんでした~


📌時代行列がはじまりましたよ

先頭『維新勤皇隊列』。笛の演奏もしながらの隊列です。


『維新志士列』 坂本龍馬、高杉晋作、等々↓はおそらく坂本龍馬💦

『徳川城使上洛列』。人は乗っていませんが、見事な漆塗りの籠です。



『江戸時代婦人列』。皇女和宮様です。出雲阿国さんもいましたよ~💓

『豊公参朝列』牛車の行列です🐄

『織田公上洛列』織田信長公です❗

『室町幕府執政列』

『室町洛中風俗列』傘の上に蝶がとまっているのです。キレイでした💜


『楠公上洛列』・・・?と思った人もいらっしゃったかと、
これは、南北朝時代、罪人として、隠岐に流された「後醍醐天皇」が還幸される際に、先導し上洛した「楠木正成」の行列です💦

『中世婦人列』の 桂女、大原女に混じり、「淀君」が歩いておられました。え、歩いててるの?とちょっと違和感ありでした。

『城南流鏑馬列』綺麗でした。

『藤原公卿参朝列』

『平安時代婦人列』

『延暦式官行進列』

『延暦文官参朝列』


『神饌講社列』
『前列』かわいいですよね。がんばって歩いてましたよ😀
平安神宮までがんばって❗と心の中で思いました😁

『御幸列』御鳳輦(ごほうれん)ご祭神の乗る御輿です✨


『白川女献花列』


『弓箭組』


見応えのある、長い長~い行列でした💖


📌時代行列を見学の一人反省会

「京都御苑」に約1時間前に到着し、ぶらぶらしてから場所取りをしましたが、失敗でした❗ 良い場所はもういっぱい💦ちょっと甘かった~。

そして、今更気が付いたのですが、今回は「京都御苑」内で行列を見ましたが、考えてみれば、行列は『平安神宮』まで続くわけで、近くで見たいのならば、道の幅の狭い場所を探したほうがより近くでみえるのではないのかと・・・

もしくは、近くにフォトジェニック✨な何かがある所、
行列を写すとそれが写り込むような?
う~ん。  次回はそんな道を探してみようかな・・・

そんな事をつらつら考えながら、一人反省会をしながら、帰路に着きました~🚲

🌍 周辺記事



2019年10月18日金曜日

『修学院離宮』│ 紅葉の前の収穫の季節に

2019・10・17 参観、行って来た~

秋の紅葉には少し早いこの時期。もちろん、来月も紅葉を見に行きますが、行って来ました。

感想から申しますと、もうこれは予想以上に、
景色でした❗

田んぼでは”はせ掛け”の光景を見る事ができました。
たちは収穫を目当てに集まっているらしく、
林の中では、うるさいくらいの鳥の声を 聞くことができました。
松並木の松は、葉を落とす前のなかなか見れない程にこんもりした姿で、
池にはの花は無いものの、葉は緑を残し、
台風直後だった事もあり、はみずみずしく青く
期待以上にいえ、驚くほどに素晴らしい景色でした。

下離宮



入場


入ってすぐの景色。いきなり、色づいた景色をおみまいされました。
深い緑も美しい。


参観者休所



参観受付をすませたら、まずは”参観者休所”へ向かいます。
”参観者休所”には、椅子があり、修学院離宮の案内ビデオが流れています。
お土産も売っていますし、ロッカーとお手洗いもあります。

これからたくさん歩きますからね、約1Hのハイキングです。
お手洗いはありませんからね、

お手洗いを済ませ、ロッカーに荷物を預けます。
ロッカーは100円ですが、後で戻ってきますよ。

時間になると、案内のお姉さんについて、まずは「中離宮」を目指します。

あ、案内はお姉さんとは限りません。
おじさんだったり、お兄さんだったりもしますよ。
人によっても、その日によっても案内が違い、
『修学院離宮』のガイドさんの知識の深さを 実力を 感じる事ができます。
お寺などは、ガイドが誰でも、同じ説明だったりしますからね、
『修学院離宮』や『桂離宮』はね、ちょっとね、他とは違いますよね😤




寿月観・じゅげつかん



板戸の「御幸門・みゆきもん」です。



「御幸門」を入ると、視界が広がります。キレイです。

道を進むと、階段の左側に「寿月観」が見えて来ました。
【後水尾上皇】は仙洞御所から来られて、中、上離宮へ行く前に、まずお休みになる場所だったのですね。ま、創建当初の建物ではありませんが、簡素ながらに品のある建物です。

【後水尾上皇】宸筆の扁額です。↓

さあ、「寿月観」で一休みしましたからね、ここから歩きますよ~


中離宮



中離宮へ

こんもりした、背の低い松並木の中をすすみます。
この松並木は、明治になってから植えられたものだそうです。






楽只軒・らくしけん


「楽只軒」と「客殿」は廊下でつながっています。
この写真は「楽只軒の庭」です。しっとりとしたお庭です。






客殿


ここは「東福門院」の女院御所の奥対面所を 死後移築した建物です。
素敵な書院造りですね。


「霞棚」や「襖」、「杉戸」に華やかさを感じます。


🚩 日本三大名棚の一つ「霞棚」

本当にたなびく雲のようで、ため息がでるような5段の棚ですね・・・
素敵です。
襖も華やかです。


『桂離宮』の「桂棚」、『醍醐寺 三宝院』の「醍醐棚」とともに日本三大名棚の一つです。

🚩 網だけ円山応挙

遠すぎてわかりにくいのですが、この杉戸は表も裏も”鯉”が描かれています。
そして”鯉”の前には”網”が・・・
この杉戸絵、網だけは【円山応挙】なのです。

”鯉”があまりに美しく生き生きとしていているので、杉戸から飛び出してしまわないようにと、【円山応挙】を読んで網を描いてもらったのだとか、、、
”鯉”の作者は不明・・・😅





上離宮



上離宮へ


上離宮へ向かう道。ゆるやかな坂道ですが、結構大変です。
田園風景に癒されながら、がんばって歩きます。 



稲の”はせ掛け”です。懐かしい~。

高い刈込で景色が見えなくなりましたよ。わざと目隠しされていますね。
「上離宮」もうすぐです!



隣雲亭(りんうんてい)の縁側に座って


高い刈込を抜けると、見て下さい、この景色!

素晴らしいです。角度をかえると京都の街が一望です。
そして足元に広がる池、
これははまた、何と言う解放感でしょう、
龍も水浴びに来ますよね!

そして、写真ではわかりませんが、池の向こうには大刈込が、

気が付くと、『隣雲亭』の縁側に腰かけて、景色に見とれ、
景色の写真をとるばかりで、『隣雲亭』の写真はすっかり取り忘れてしまいました。
とほほ、、、

建物の写真は見事に1枚も無いのに、
なぜか縁側の前の「一二三石(ひふみいし)」の写真は1枚↓

 一休憩したら次へ


窮邃亭・きゅうすいてい


窓の前の、一段高くなったところに座りたい。
ここに来るたびにそう思うが、もちろん入れはしない。残念。


ここが、『修学院離宮』の一番高い所、
このあとは「浴龍池」を左にみながら下って行きますよ。

池に鷺や鴨を見ながら、下ると、
気持ちもからだも、クール ダウン~
出口に着く頃には、満足感にひたれます。

紅葉の季節ではありませんでしたが、素晴らしい景色でした。

案内してくれたお姉さんに、お礼を言って退散です!


基本情報・アクセス・周辺記事



基本情報


修学院離宮

住所:京都府京都市左京区修学院藪添
問合せ先:京都事務所 075-211-1215

参観料:無料(桂離宮は有料化されましたが、修学院離宮はまだ無料です。)
参観方法 ↓
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuinrikyu.html



アクセス


叡山電鉄 「修学院駅」徒歩約20分

市バス 「修学院離宮道」徒歩約15分   

結構遠く感じます。
川沿いを住宅街の中を上がっていきます。
ずっとちんたら坂なのです。
もちろん”おばちゃりだー”は毎回自転車です。
きついですけどね、頑張ってます!           


周辺記事等

 
『修学院離宮』の近くには『赤山禅院』『曼殊院』『詩仙堂』『圓光寺』等がありますよ。是非かさねてお参りしてくださ~い💖

『赤山禅院』では、運がよければ【大阿闍梨】によるお加持が受けられるかも。
また『圓光寺』はまだまだ穴場だと思います。                                     

『修学院離宮』ー『秋の京都は紅葉だらけ』穴場・節約編 東山36峰麓のライン
『京都の穴場編』―東山36峰麓のライン―『圓光寺・エンコウジ』   

2019年10月15日火曜日

『茂庵・MO-AN』│ 吉田山の山頂に

そうだ京都に行こう神楽岡(吉田山)で一休み


『茂庵・もあん』のこと



『茂庵・もあん』のある場所は



「吉田山」、ここは神々の集いし「神楽岡・かぐらおか」とも呼ばれる地。

その山の頂は、公園になってはいるが、概ね静かで、
木の茂みの切れ目からは、京都市中を望むことができる。

山の頂から今出川通り向かい、林の中に小道がある。
その小道の分かれる所に、『茂庵』への案内板が立つ
左を下れば今出川通り、右を進めば『茂庵・もあん』。
右へすすむと、2階建ての木造の建物が見えてくる。
経年した木の色が周囲になじみ、映画や本でみるような昔々の小さな小学校のような建物。


歩き進むと正面が見えてきた

しっとりと林に溶け込んだ建物だ。


『茂庵・もあん』(旧点心席)は " 登録有形文化財 "



この『茂庵』の建物は、大正時代の実業家で数寄者と言われ、裏千家の重鎮であった【谷川茂次郎】が吉田山(神楽岡)に8席の茶室と月見台や楼閣を営むが、没後、現存するのはここ食堂棟(旧点心席)と茶席二棟のみである。

店名『茂庵』は【谷川茂次郎】の雅号からつけたもの。

いずれの建物も、2004平成16年に  ” 登録有形文化財 ” に登録されている。

『茂庵』の建物は、2階建の寄棟造で銅板葺(らしい。見えなかった)。
建物に入るとわかるが、丸太が多様されている建物だ。

ここに立つために建てられたとしか思えない、そんな建物で、
茶人が建てたそれらしく、居心地の良さはもてなしの心を感じる。

他の茶室では、茶会や茶道教室なども開かれている。
詳細は『茂庵』ホームページで確認できる。


『茂庵・もあん』に行ってみた



神楽岡へ紅葉前の「もみじ狩り」へ、ランチは『茂庵』


この日は、今年の「そうだ京都に行こう」のポスターになっている『真如堂』を含め、紅葉を前に”神楽岡”辺りをぶらぶらし、ランチは折角なので見晴らしの良い『茂庵』でと言う事になりおじゃましました。『吉田山荘』高いしね、

『金戒光明寺』

『真如堂』

『57代 陽成天皇 神楽岡東陵』

『宗忠神社』

『竹中稲荷』

11:30~『茂庵』でランチ

『吉田神社 大元宮』

『山蔭神社』

『吉田神社』


※コース詳細については、↓の記事を参考にしてね💖
穴場?の京都観光│ 『金戒光明寺』『真如堂』から『吉田神社』 ⓵ 


『茂庵』到~着 😆 OPEN 11:30 少し前に到着


まだ扉はひらいていません。
お店の前に名前を書くボードが用意されていましたので、
名前を書いて、周囲を散策することに・・・

こんなものや、

こんなものに、

こんなもの、

むむっ、これは行くしかありません。何があるんだろう・・・

『茂庵』の西(左)側面を進みます。↓

『茂庵』の真裏に小さな小屋が見えます。↓


お手洗いです。
『金戒光明寺』からここまで、お手洗いに行っていなかった事に気づき、
利用させて頂きました。

女性用は、和便であっても不思議ではない感じですが、自動で蓋が開くウォシュレットでした。とても綺麗に手入れされていて気持ちよく利用させて頂きました。
男性用は、扉はなく暖簾で、立って用を足す便器がありました。じっと見ていないので、どのような意匠のものかまでは説明できませんが、暖簾ですよ・・・

きっと皆さん女性用を使われると思います。

これは↓お手洗いの前のこの敷石。


たしか本法寺の『巴の庭』でも同じような石を見ましたよ、

そうそう、後で気が付きましたが、建物の中にはお手洗いはありませんでした。
入る前に行くか、入ってから行くか・・・これは問題ですね。

お店の開店を待っている人は、”おばちゃりだー”達以外に2組でした。



『茂庵』へ入~店


時間になり、名前が呼ばれ、店内へ、
これは扉を入った所、 ↓ 向こう側の扉は待合室の扉です。


靴を脱いで入りますよ。綺麗な靴下をはいていきましょう。
これが待合室。こんなに人が待つのでしょうか・・・

階段を上がると、ぱーっと景色が開けます。
これは一番奥北西から東南に向かって撮った写真↓
東側には大文字如意が岳が見えるらしいです。(見ていません)
西側が全て木のカウンターになっています。(写真なし)
景色は京都市中。↓


2人でしたので、西側カウンターに座りました。
天井はこんな感じ・・・丸太がいっぱい。

何だか居心地よくて、気持ち良いですぅ~💖



『茂庵』でランチ


席に落ち着くと、お水がでてきます。
かわいいおちょこを大きくした形のグラスです。
口の部分に色がついています。(この写真ではわからないと思うけど)

このグラスとっても軽いです。↓

ランチメニューは2つ。
「月替わりランチ」と「ぴたぱんランチ」です。
「月替わりランチ」に200円で「ソフトドリンク」を
500円で「アルコール飲料」を付けることができます。

「月替わりランチ」+「ソフトドリンク(コーヒーミルクHOT)」を注文。


じゃ、じゃ~ん。”はしおき”と”いちいちかわいいお皿たち”とともに。







・大根とつくねの煮物

・大根皮とひじきの酢の物

・さつまいものごま焼き

・きのこのお味噌汁

・赤米ごはん
ごはんを食べ終わると、タイミングよく・・・



見回すと、知らないうちに席も埋っており、
気が付くと約1時間の滞在です。

かわいい食器や、コースター等の小物たちは店内で販売されていましたよ。



会計・基本情報・アクセス・周辺記事



お会計


月替わりランチ+コーヒーミルク → 1,830円(内税10%)



基本情報


『茂庵・もあん』
http://www.mo-an.com/

〒606-8311 京都府京都市左京区吉田神楽岡町8
075-761-2100

11:30~18:00(17:00ラストオーダー) 
毎週月曜日(祝日の場合は、翌火曜日を振替休業)
年末年始、夏期休業 8/17~8/31



アクセス


アクセス方法ですが、
「吉田山」の山頂にありますので、「吉田山」の東西南北からアクセスできます。
何はともあれ「吉田山」山頂を目指せばたどりつけます。

「吉田山」は標高約105m。山と言うより、丘ですね。



🚶1.「吉田山」山頂→『茂庵』

この記事の最初の部分「『茂庵・いおり』のある場所は」が「吉田山」山頂から『茂庵』までの歩き方です。



🚶2.『金戒光明寺』『真如堂』 → 🚶1「吉田山」山頂→『茂庵』

『茂庵』だけ行くって言うのはもったいないですよね、お寺にもお参りして・・・
こちらの記事を参考にして下さい 
穴場?の京都観光│ 『金戒光明寺』『真如堂』から『吉田神社』 


🚶3. 車の場合、神楽岡通り『茂庵』駐車場 

なんと『茂庵』には3台分だけ駐車場があるのです。
「今出川通り」を「吉田山」を東に越えてすぐの「神楽岡通り」を「吉田山」に沿って入り、吉田山側を見ながら走ると『茂庵』の看板が!(見落とさないで)
ここからは”看板”が茂庵まで案内してくれます。


周辺記事


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