2020年3月30日月曜日

円成山『霊鑑寺・れいかんじ』 │ 椿の寺『谷の御所』 


2020春の特別公開へ行く

通常非公開の寺と言う事もあり、まだまだ知られていない『霊鑑寺』
実は「椿の名所」であり、
広い庭には、【後水尾天皇遺愛の「日光椿・じっこうつばき」をはじめ100種以上の椿が美しく咲く事から”椿の寺”とも呼ばれる。

通常は非公開であるが、”椿”の美しい3月末~4月初旬と、秋の紅葉の季節等には「特別拝観」を行い、美しい庭や数々の寺宝✨を公開する👍

コロナウィルス😷が騒がれる中ではありましたが、境内は混みあわないと思われる事、『哲学の道』の桜もどのくらい咲いているのか観てみたかった事もあり、公共交通機関は使わず、自転車🚴で、行ってまいりました~💚


円成山『霊鑑寺』はどこにあるの


『霊鑑寺』の住所・アクセス

京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町
075-771-4040
京都市バス「真如堂前」下車徒歩約7分、京都市バス「宮ノ前町」下車徒歩約5分

『霊鑑寺』のロケーション

『霊巌寺』は『銀閣寺』のほど近く、東山三十六峰の「鹿ヶ谷」麓にあります。
『哲学の道』に沿って、一段の上の道(東)、東山三十六峰の山裾を沿う通りです。
南は、『永観堂』『南禅寺』へ、西は「吉田山」『真如堂』『金戒光明寺』『吉田神社』が、北へ山裾には『安楽寺』『法然院』『銀閣寺』が並びます。因みに今年の干支”ねずみ”にゆかりの深い『大豊神社』はもう少し南にあります。


『哲学の道』から『霊鑑寺』へ

は『哲学の道』から『霊鑑寺』へと向かう道が好きです。


『哲学の道』『銀閣寺』側から橋のたもとの立札を見ながら歩いて行きます。
因みに『哲学の道』『永観堂・若王子神社』側から歩いた方が近いのですが・・・
桜をみたいので・・・

「哲学の道」の立札はこんな感じですよ↓
大体橋のそばに立っています。



立札に『霊鑑寺』の文字をみつけたら、矢印の方向(山へ)向かって急坂を登り、山裾に沿って南へ歩きます。『霊鑑寺』があります。
階段の上の山門は、大きくはないのですが、清楚で、格の高さを感じさせる佇まいで『霊鑑寺』を知らない方でも足を止め、山門を見上げるほどです。



円成山『霊鑑寺』ってどんなお寺 ❓



基本情報

📗 円城山(えんじょうさん)霊鑑寺

📗 臨済宗南禅寺派

📗 本尊:如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)

平安中期の天台宗の高僧【恵心僧都(えしんそうず) 
 


📗 創建:1654承応3

 【後水尾天皇】が霊夢により、当時は荒廃していたが、平安時代に東山山中にあり栄えていた「如意寺」の本尊如意輪観音像」を祀り、山号と寺号を勅許、同時に皇女【浄法身院宮宗澄・じょうほっしんいんのみやそうちょう(多利宮)】を得度、入寺させたことにはじまる。
創建以来、明治維新までの間に5人の皇女や皇孫が入山している尼門跡である。


📗 別名:「椿の寺」「谷の御所」「鹿ヶ谷比丘尼御所」


では、境内へ~

円成山『霊鑑寺』のみどころ


階段を上がる前に、階段下、左手を見て下さい。
御堂があるのがわかるでしょうか?
こちらは『霊鑑寺』の『妙見堂』です。

妙見堂:洛陽十二支妙見


「妙見堂」は山門の階段の下、向かって左側のお堂↓です。

こちらが、「鹿ヶ谷の妙見宮」です⇑

京都には「洛陽十二支妙見」と言って、「京都御所の紫宸殿」を中心に妙見大菩薩十二支の方角に祀り、それらを巡り開運、厄除けを祈願する風習があり、
『霊鑑寺』の「妙見さん」は、卯の方角、卯歳の妙見さんなのです。


堂内には「不動明王」も祀られています。

では、まずは「妙見さま」へご挨拶🙏

では、階段を上り、境内へ、
山門を入ったとおろに受付があります。
受付を済ませたら、左手側のご朱印場でご朱印を頂き、



看板犬ちゃん(4歳)をなでなでし、先へ進みます。

椿の花がお出迎えですね、綺麗ですぅ~。





中の門を入り、本堂へ、





本堂(なぜだ~!写真がありません💧) 京都市指定文化財


中の門を入り、
少し進み階段を上がると左手側に「本堂」があります。
案内の人が立っており、説明などもして頂けますよ。
しかし、中には入れませんよ、表からお参りします。

こちらの「本堂」は、

1795年寛政6年 
徳川11将軍【徳川家斉(とくがわいえなり)】の寄進により建立されたものです。

御本尊の「如意輪観音(にょいりんかんのん)像」の足元には、「霊鏡(鑑)」が祀られているとのことなのですが・・・ご本尊さま、見えそうでみ・み・見えない~。

そうそうお寺の名前の由来はこの「霊鏡(鑑)」からだそうですよ。


庭園:江戸中期の技法を用いた池泉鑑賞式庭園


東山連峰の山裾を利用した、上下二段の石組みの見事な庭園で、
般若寺型石燈籠が有名です。
が、
椿の写真ばかりで、庭の写真が撮れていませんでした・・・。






庭には、【後水尾天皇】遺愛の「日光椿(じっこうつばき):京都府指定天然記念物」をはじめ、散椿、白牡丹椿、舞鶴椿など30種以上の名椿が植えられています。

また、秋に見事な紅葉をみせてくれる樹齢350年を越えるとも言われる「霊鑑寺楓」も忘れてはいけませんね。


書院(京都市指定文化財)と寺宝


江戸初期、第111代【後西(ごさい)天皇】の院御所から移築した建物。
は【狩野永徳】【狩野元信】【円山応挙】の筆と伝わる「四季花鳥図」等の襖絵等や
香炉、掛け軸、御所人形・貝あわせ等の皇室ゆかりの品をみることができる。


拝観案内(通常非公開)



春の特別公開


2020年3月20日(金・祝)〜4月5月(日)
時間
10:00~16:30(16:00受付終了)
料金
大人600円/小学生300円
※15名以上の団体は1割引(大人540円/小学生270円)


冬の特別公開

2019年は、

2019年11月16日(土)~12月1日(日)でした。


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