2018年11月25日日曜日

『北野天満宮』│と言えば「梅・牛・もみじ」・・・“もみじ”の巻


『北野天満宮』“もみじ🍁”の巻



このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに 

(このたびは ぬさもとりあへず たむけやま もみじのにしき かみのまにまに)


もみじ苑:鶯橋 2018
 『北野天満宮 もみじ苑』・・・「鶯橋」
写真の上の句は、 百人一首24番の【管原道真】公の句
この歌は、【菅原道真】公宇田上皇】のおともで急に奈良にでかける事になった際に、旅の安全を祈って詠んだ歌。解釈は「今度の旅は急のことで、道祖神に捧げる幣(ぬさ)※も用意することができませんでした。手向山(タムケヤマ)の色とりどりの紅葉を捧げますので 御心のままにお受け取りください。
※幣(ヌサ)御幣(ゴヘイ)とは:紙を木に挟んだもので、白い紙のものを思い出すが白だけでなく五色のものや金、銀のものもある。

【管原道真】公は“もみじ”はもちろん、全ての自然を慈しんでおられたんだな~と思うおばチャリダー”なのでした。

【管原道真】公をお祀りする『北野天満宮』には『御土居』を利用した『もみじ苑』があります。ここは京都の紅葉の名所の一つだとおばチャリダー”は思っています。


 『御土居』ってなんだ?


え、『御土居』ってなんだ?って、ですよね、おばチャリダーも京都に来るまでは知りませんでしたから、歴史でも習わなかったと・・思います。

それは【豊臣秀吉】の時代。天下を統一した【秀吉】は長い戦争で荒れはてた京都の町の改革に着手します。その一つが『御土居』です。外敵の来襲を防ぐためと鴨川の氾濫から町を守る為に京都をぐるっと土塁で囲んだのです(川の土手みたいなものかと・・)これが御土居(オドイ)。良く聞く「洛中」「洛外」御土居(オドイ)の中が「洛中」御土居(オドイ)の外が「洛外」と言うわけです。そして「洛中」「洛外」の出入り口が“口”、現在の「鞍馬口」「粟田口」「荒神口」「丹波口」等がそれにあたります。現在は御土居(オドイ)自体は殆んど残っていませんが、ここ『北野天満宮の西側、「紙屋川」沿いの『もみじ苑』は数少ない御土居(オドイ)の史跡なのです。
そうです。『もみじ苑』は“もみじ”だけで無く御土居(オドイ)の史跡としての価値もある場所なのです。
御土居(オドイ)ってどんなものだったんでしょうね、
おばチャリダー【万城目学】の小説「とっぴんぱらりの風太郎」で主人公がこのお土居の上から京都の街を見渡す場面があり、その箇所を読んだ時に御土居(オドイ)と「京都の町」が眼下に広がるようでしたので、その瞼に浮かんだ光景をおばチャリダー”の御土居(オドイ)にしています。気になる方は是非【万城目学】「とっぴんぱらりの風太郎」読んでみてね


 『北野天満宮『もみじ苑


『北野天満宮『もみじ苑には自生の“もみじ”と植樹した“もみじ”合わせて約350本
5月には“青もみじ”、10月下旬から12月初旬にかけては“紅葉”『もみじ苑が公開されます。
『もみじ苑に入ってすぐに目に留まるのが樹齢600年の大欅「東風(コチ)」つい手に触れてご挨拶したくなる大欅。その左先には茶室の「梅交軒」とその「舞台」。「舞台」から『もみじ苑を見渡す事ができます。


大欅「東風(コチ)」から右側へ延びる道を進むと小さな見晴らし台?があり、そこからもみじ越しの本殿を拝むことができます。階段を下り紙屋川のほとりを歩きながら眺める“もみじ”は圧巻です。紙屋川にかかる「鶯橋(ウグイスバシ)も朱塗りの太鼓橋ですからね、インスタ映え間違い無し。但し写真撮影する人でちょっと混む時もあります。橋を渡り歩いていくと樹齢約400年の「三叉の紅葉」、その先には“竹”と“もみじ”秋には赤と緑のコントラストに息をのみます。そうそう「三叉の紅葉」これ見落としがちなのでご注意下さい。




秋の入苑料は700円と少し高い?と思いますが、大丈夫! “紅葉”素晴らしさはもちろんですが『もみじ苑』のお茶処で[老松(オイマツ)]の和菓子と“お茶”が頂けます。くれぐれも行かれる前に“お茶”などせぬように。『もみじ苑で“お茶”して下さいね。

また、もみじ苑が公開されていない時期でも、御土居(オドイ)の門が開いている事があります。その時は是非入ってみて下さい。紙屋川へは降りられませんがお土居を見る事もできますし舞台からの景色楽しめ、樹齢600年の大欅「東風(こち)」に触れることもできますよ。

数年前までは穴場だったのですが、最近はどんどん知られて混みあって来ていますが、是非是非訪れてみて下さいね。


『北野天満宮』で“もみじ🍁”を堪能した後は、こんなところも近くにありますので参考にしてみて下さいね。

 アクセス

北野天満宮

京都市上京区馬喰町/075-461-0005
開閉門時間: 4月~9月 5:00~18:00/10月~3月 5:30~17:30
ライトアップ期間や正月等は開閉門の時間がかわりますのでご確認下さいね。

市バス「北野天満宮」すぐ
JR円町駅徒歩約25分
京福電車(嵐電)白梅町駅:徒歩5分


2018年11月9日金曜日

『修学院離宮』ー『秋の京都は紅葉だらけ』穴場・節約編 東山36峰麓のライン


名庭『修学院離宮』

広々とした風のぬける離宮。”おばチャリダー”は、この山や田畑に囲まれた、素朴な離宮が大好きです。












『修学院離宮』は【後水之尾上皇】が造られた山荘です。


江戸時代のはじめころ、【後水之尾天皇】が譲位後にお造りになられました。

【後水之尾天皇】が譲位した相手は、たった7歳の実の娘【興子内親王・オキコナイシンノウ】、即位後の【明正天皇】。
徳川家康の孫娘であり、
徳川2代将軍【徳川家忠】と【お江】の娘【徳川和子(東福門院)】と【後水之尾天皇】の間に生まれた子。
【後水之尾上皇】は、どのような思いで譲位され、その後この場所に離宮をお造りになったのでしょう・・・


『修学院離宮』の参観は無料です。


宮内庁管轄の『修学院離宮』、この11月から『桂離宮』は有料になりましたが、『修学院離宮』はまだ無料で見学ができるのです。

但し、ガイドツアーのみですので、定員があります。事前申込もしくは当日申込が必要です。”おばチャリダー”的感想では、当日申込で参観できる確率は高いと思います。が、”春”と”秋”は混みあうかもです・・・。








参観方法


■参観概要


年間を通し参観が行われています。
休止日月(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/4)、行事等の支障のある日です。
必ずホームページで確認するか、電話宮内庁京都事務所:075-211-1215)により確認を行って下さい。


参観条件としては、18歳以上であれば参観できます。赤ちゃんも含め18歳以下の場合は同伴があっっても参観できませんので、注意してください。

入場の際に身分証明書の確認もありますので、携帯が必要です。

参観はツアーガイド方式のみで1日5回(9:00、10:00、11:00、13:30、15:00)、1回約80分です。外国の方へは音声ガイドの貸出(無料:英語・中国語・フランス語・韓国語・スペイン語)が行われています。

参観には定員があり、申込方法は事前申込(郵送・インターネット・京都事務所窓口受付)と当日分のみ現地での参観受付があります。

事前申込

各回50名。希望者が多い場合は抽選となります。

郵送・インターネット・京都事務所窓口での受付が可能ですが、申込時に同行者の住所(番地まで必要)・性別・年齢の情報が必要です。電話番号は申込者の電話番号がわかれば問題ありません。

当日入場時は全員が身分証明書携帯が必要です。

↓宮内庁ページ:インターネット・郵送・窓口での申込方法の説明
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuinrikyu.html

↓宮内庁ページ:インターネットによる『修学院離宮』申込ページ
https://sankan.kunaicho.go.jp/register/month/5201https://sankan.kunaicho.go.jp/register/month/5201
※見学希望「月」をクリックし、定員空いている日程をクリック、次に受付可能日時(例:〇 9:00(3人))等を確認しクリックして進んで下さい。


当日分の現地参観受付



現地での参観受付は当日の11:00頃から当日13:30、15:00、2回分の受付を行います。
定員は各回35名+事前申込の空き分です。先着順で整理券の配布が行われます。

先着順で13:30、15:00をんで頂けます。申込は1人で4人分迄を申込むことができますので8人分を申込む場合は2人が受付に出向く必要があります。
また、受付時に、同行者の住所(番地まで必要)・性別・年齢が必要になります。電話番号は受付者の電話番号のみがわかれば問題ありません。

当日入場時は全員が身分証明書携帯が必要です。


参観受付から参観時間までに空き時間が生じますのでご注意ください。
『修学院離宮』の近くには『赤山禅院』『曼殊院』『詩仙堂』『圓光寺』等がございます。運がよければ『赤山禅院』で【大阿闍梨】によるお加持が受けられるかも。また『圓光寺』はまだまだ穴場だと思います。



宮内庁ページ:↓当日受付分の申込方法の説明
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuinrikyu.html





■注意点



『修学院離宮』は最寄りの駅からも、バス停からも少し歩きます。それもきつくはありませんが坂道です。参観時間に遅れないように余裕をもってむ買って下さい。


『修学院離宮』内は坂や階段もある長い距離を歩きますので、歩ける恰好での参加が必須です。

ガイドして下さる方によって説明の内容は大きく違ってきます。待合室で流されているビデオや宮内庁HPのビデオは基本情報として先に見てから参観されることをおすすめします。
本当にガイドの方によって違うんですよ。なので、何度行っても楽しめます。




■問合せ先



京都事務所/075-211-1215




2018年11月8日木曜日

『天神堂』の”やきもち” │『北野天満宮』の”もみじ”の後に


おいしおす『天神堂』の“やきもち”  グッド

















『天神堂』さんの“やきもち”1個120円。いしいよぉ~ きらきら
なショーケースのお店なんです。だって、殆どお菓子がんでいないんです・・・。

この”やきもち”は本物ではありません。見本です。
















“やきもち”だけのことも・・・いや、いつもほぼ“やきもち”だけ。

スカスカのショーケースなのです。しかーし、お店は開いているのでありました。

それもその筈、れているのですよ、ここの“やきもち”。
皮はく、しっかり焼けているのでばしく、ちゃんと餅の味がし、餡はすぎず、ほどよくて、一言で言うと、素朴~な、飽きの来ない味なのです。

特別に何というきょー列なインパクトがあるわけではありませんが、いつ食べてもきない、素朴な、いつでも食べたいダブルハートいくつでも食べたいダブルハート

そんな“やきもち”きらきらなのです。それに冷めてもおいしいのです。

お店の中でも食べようと思えば食べられますよ、お茶も用意されています。

天神さんの日(毎月25日)は1つだけ買って、食べながら”天神さん”を見て回ったりたりしています。

📘『天神堂』さんとの出会い


まだ“おばチャリダー”が京都に住み始めたばかりのころ

強面のお兄さんびっくりお店に車を横付けし車並ぶのを見かけました。

そのアンバランスがちょっと気になり、勇気雫をふりしぼって一緒に並び、

「ここの“やきもち”おいしいんですか?」と、聞いたところ
あんたも一回食べたら、また、ここに並んではるワ」きらきら「おいしいで!スマイル餡と皮のバランスが絶妙なんやグッド

、優しく教えてくれましたショック
これが、“おばチャリダー”と『天神堂』さんとの出会いですダブルハート

📘『天神堂』さんについて


創業 昭和27年(1952)『天神堂』さん、











































薪火で約7時間ことこと作る“甘さ控えめのつぶ餡”

年季の入ったもちつき機の杵でついた餅の皮は、“薄いがしっかり餅の味”

板の上で、両面焼かれた餅の皮は“香ばしく”皮と餡のバランス最高!うーん、おいしいのです。


“やきもち”以外のお饅頭も秋から冬にかけては週に一度一種類、”三笠”とか”八方焼”とかを作るらしいのですが、“やきもち”以外のお饅頭は、週によって違うそうです。
“やきもち”一本でよんでないの?と思いますが、”三笠”とか”八方焼”とか、食べてみたいと思う“おばチャリダー”でした。

ちなみに、この日ショーケースに並んでいたのは“やきもち”のみでした!

場所は、北野天満宮の東門を出たところ、別の言い方をすると、上七軒が北野天満宮にあたるところです。

はっきり言って、目立ちません。

よーくみていると、人の出入りが頻繁ですのですぐわかります。

“やきもち”は、売り切れ御免!なので、

午後に行くと、売り切れてしまって、無いことが多いと思います・・・

夕方は絶対無理、買えないでしょう。

そうそう、上七軒おねえさんも、オススメだと言っておりやした!

📘アクセス


『天神堂』

住所:京都市上京区今出川通御前通東入社家長屋町687番地
TEL:075-462-2042
営業時間:10時頃~19時頃(売切まで)

『北野天満宮』東口を出たところにあります。


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