『北野天満宮』“もみじ🍁”の巻
写真の上の句は、 百人一首24番の【管原道真】公の句
この歌は、【菅原道真】公が【宇田上皇】のおともで急に奈良にでかける事になった際に、旅の安全を祈って詠んだ歌。解釈は「今度の旅は急のことで、道祖神に捧げる幣(ぬさ)※も用意することができませんでした。手向山(タムケヤマ)の色とりどりの紅葉を捧げますので 御心のままにお受け取りください。
※幣(ヌサ)=御幣(ゴヘイ)とは:紙を木に挟んだもので、白い紙のものを思い出すが白だけでなく五色のものや金、銀のものもある。
【管原道真】公は“もみじ”はもちろん、全ての自然を慈しんでおられたんだな~と思う“おばチャリダー”なのでした。
【管原道真】公をお祀りする『北野天満宮』には『御土居』を利用した『もみじ苑』があります。ここは京都の紅葉の名所の一つだと“おばチャリダー”は思っています。
【管原道真】公をお祀りする『北野天満宮』には『御土居』を利用した『もみじ苑』があります。ここは京都の紅葉の名所の一つだと“おばチャリダー”は思っています。
『御土居』ってなんだ?
え、『御土居』ってなんだ?って、ですよね、“おばチャリダー”も京都に来るまでは知りませんでしたから、歴史でも習わなかったと・・思います。
それは【豊臣秀吉】の時代。天下を統一した【秀吉】は長い戦争で荒れはてた京都の町の改革に着手します。その一つが『御土居』です。外敵の来襲を防ぐためと鴨川の氾濫から町を守る為に京都をぐるっと土塁で囲んだのです(川の土手みたいなものかと・・)これが「御土居(オドイ)」。良く聞く「洛中」「洛外」は「御土居(オドイ)」の中が「洛中」、「御土居(オドイ)」の外が「洛外」と言うわけです。そして「洛中」と「洛外」の出入り口が“口”、現在の「鞍馬口」「粟田口」「荒神口」「丹波口」等がそれにあたります。現在は「御土居(オドイ)」自体は殆んど残っていませんが、ここ『北野天満宮』の西側、「紙屋川」沿いの『もみじ苑』は数少ない「御土居(オドイ)」の史跡なのです。
そうです。『もみじ苑』は“もみじ”だけで無く「御土居(オドイ)」の史跡としての価値もある場所なのです。
「御土居(オドイ)」ってどんなものだったんでしょうね、“おばチャリダー”は【万城目学】の小説「とっぴんぱらりの風太郎」で主人公がこのお土居の上から京都の街を見渡す場面があり、その箇所を読んだ時に「御土居(オドイ)」と「京都の町」が眼下に広がるようでしたので、その瞼に浮かんだ光景を“おばチャリダー”の「御土居(オドイ)」にしています。気になる方は是非【万城目学】の「とっぴんぱらりの風太郎」読んでみてね。
「御土居(オドイ)」ってどんなものだったんでしょうね、“おばチャリダー”は【万城目学】の小説「とっぴんぱらりの風太郎」で主人公がこのお土居の上から京都の街を見渡す場面があり、その箇所を読んだ時に「御土居(オドイ)」と「京都の町」が眼下に広がるようでしたので、その瞼に浮かんだ光景を“おばチャリダー”の「御土居(オドイ)」にしています。気になる方は是非【万城目学】の「とっぴんぱらりの風太郎」読んでみてね。
『北野天満宮』の『もみじ苑』
『北野天満宮』の『もみじ苑』には自生の“もみじ”と植樹した“もみじ”合わせて約350本
5月には“青もみじ”、10月下旬から12月初旬にかけては“紅葉”で『もみじ苑』が公開されます。
『もみじ苑』に入ってすぐに目に留まるのが樹齢600年の大欅「東風(コチ)」つい手に触れてご挨拶したくなる大欅。その左先には茶室の「梅交軒」とその「舞台」。「舞台」から『もみじ苑』を見渡す事ができます。
大欅「東風(コチ)」から右側へ延びる道を進むと小さな見晴らし台?があり、そこからもみじ越しの本殿を拝むことができます。階段を下り紙屋川のほとりを歩きながら眺める“もみじ”は圧巻です。紙屋川にかかる「鶯橋(ウグイスバシ)」も朱塗りの太鼓橋ですからね、インスタ映え間違い無し。但し写真撮影する人でちょっと混む時もあります。橋を渡り歩いていくと樹齢約400年の「三叉の紅葉」、その先には“竹”と“もみじ”秋には赤と緑のコントラストに息をのみます。そうそう「三叉の紅葉」これ見落としがちなのでご注意下さい。
大欅「東風(コチ)」から右側へ延びる道を進むと小さな見晴らし台?があり、そこからもみじ越しの本殿を拝むことができます。階段を下り紙屋川のほとりを歩きながら眺める“もみじ”は圧巻です。紙屋川にかかる「鶯橋(ウグイスバシ)」も朱塗りの太鼓橋ですからね、インスタ映え間違い無し。但し写真撮影する人でちょっと混む時もあります。橋を渡り歩いていくと樹齢約400年の「三叉の紅葉」、その先には“竹”と“もみじ”秋には赤と緑のコントラストに息をのみます。そうそう「三叉の紅葉」これ見落としがちなのでご注意下さい。
秋の入苑料は700円と少し高い?と思いますが、大丈夫! “紅葉”素晴らしさはもちろんですが『もみじ苑』のお茶処で[老松(オイマツ)]の和菓子と“お茶”が頂けます。くれぐれも行かれる前に“お茶”などせぬように。『もみじ苑』で“お茶”して下さいね。
また、もみじ苑が公開されていない時期でも、「御土居(オドイ)」の門が開いている事があります。その時は是非入ってみて下さい。紙屋川へは降りられませんがお土居を見る事もできますし舞台からの景色楽しめ、樹齢600年の大欅「東風(こち)」に触れることもできますよ。
数年前までは穴場だったのですが、最近はどんどん知られて混みあって来ていますが、是非是非訪れてみて下さいね。
『北野天満宮』で“もみじ🍁”を堪能した後は、こんなところも近くにありますので参考にしてみて下さいね。
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北野天満宮