京都の大晦日~正月は「おけら詣り」
「おけら(をけら)詣り」って聞いた事、見た事ありますか?
”おばちゃりだー”は京都でしか聞いた事、見た事がありませんダ😲
大晦日の夜から元旦の朝にかけて、火が点いたわら縄をくるくるくると回しながら歩いている人達がたくさんいるのです。それも老若男女を問わずですだ。
📗「おけら(をけら)詣り」って
大晦日の夜から元旦の朝にかけて、
人々は火(おけら火)のついた縄を 火が消えないように持ち帰り、神棚のろうそくに火を移したり、お雑煮をはじめ、お正月にいただく料理に使います。
お正月に、この火で作られたお料理をいただくと、一年を「無病息災」で過ごす事ができると言われています。
また、燃え残った火縄は「火伏のお守り」としてそのまま台所にお祀りするそうです。
📗「おけら(をけら)詣り」どこで見られるの
「おけら(をけら)詣り」が行われているのは、
『八坂神社』と『北野天満宮』です。
そこから火縄を持って帰ると考えると・・・
近くの方でないといけませんよね、
そうすると、やはり『八坂神社』周辺や『北野天満宮』周辺になるかと思います。
火が点き、縄の先っちょが赤くなったわら縄を くるくるくると回しながら歩いているその様子は、お正月を京都で過ごす皆様には、是非ご覧頂きたい京都の風景の一つです。
※火はテンション上がりますので、つい欲しくなりますが、火縄を持っての電車やバスへの乗車はできません💧のでご注意ください。
『八坂神社』の「おけら(をけら)詣り」
『八坂神社』の「おけら(をけら)火」は、”火きり臼”と”火きり杵”で切り出された御神火を大晦日の「除夜祭」のあと、境内に3か所ある吊るし灯籠移し、奉納されたをけら木を朝までくべ続けます。ここから”吉兆縄”に火を移し持帰ります。『北野天満宮』の「おけら(をけら)詣り」
『北野天満宮』の「おけら(をけら)火」は、『北野天満宮』の摂社、”雷電・火難・五穀の守護”『火之御子社(ヒノミコシャ)』で火打ち石から新しい火を切り出し「鑽火祭(キリビサイ)」を行った浄火から、火を移します。<↓北野天満宮のおけら火>
『北野天満宮』の場合は、もとめたわら縄を本殿前のかがり火横にいるヘルメットを被ったお兄さんに渡し火を移してもらいます。
このかがり火から縄へ火を移します |
縄へ火を移したところ |
”寄道厳禁”です・・・大体火縄を頂いたあとに”寄道厳禁”思い出すんですよね、、、
こんな人たちをみかけたら「おけら(をけら)詣り」思い出してください💖
📗アクセス
『八坂神社』京都市東山区祇園町北側625番地/075-561-6155
『北野天満宮』
京都市上京区馬喰町/075-461-0005
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